内容説明
今なお古きよき南部の伝統を残す町、ミシシッピ州イノセンス。ここでは、女性ばかりを狙った残酷な連続殺人事件が住民を震撼させていた。そんな町に、世界的に有名なバイオリニスト、キャロラインが越してくる。たび重なるコンサートや婚約者の裏切りなどで心身ともに憔悴しきっていた彼女は、演奏活動を休止することを決意し、愛する祖母から相続した屋敷で心穏やかな生活を送るつもりだった。だが、第三の犠牲者となった女性の惨殺体を発見したのは、ほかでもないキャロラインだった。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年に『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。86年にはアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入りを果たした。現在、メリーランド州に夫と二人の息子とともに住んでいる
小林令子[コバヤシレイコ]
上智大学理工学部卒業。翻訳家
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