内容説明
明朗にして、痛快。ガンに親しみ、ガンに斃れた気骨の精神科医が遺した、珠玉の人生応援歌!産経新聞紙上で10年間にわたって連載された人生相談の名品100本を厳選。著者生前のインタビュー、田辺聖子氏の推薦文、産経記者の追悼記事を併録。
目次
第1部 「人生応援団」名回答集(親子の悩み、快刀乱麻;困った身内との付き合い方;縁は異なもの、オツなもの;心の問題・心の病への処方箋;病と老いの苦しみに効くクスリ ほか)
第2部 ありがとう、頼藤先生(頼藤先生、「人生応援団」を語る;「死」を「思」う書;贈りもの―追悼頼藤先生)
著者等紹介
頼藤和寛[ヨリフジカズヒロ]
昭和22(1947)年、大阪市生まれ。昭和47年、大阪大学医学部卒業。麻酔科、外科を経て、精神医学を専攻。昭和50年、堺浅香山病院精神科勤務。昭和54年より阪大病院精神神経科に勤務。昭和61年より大阪府中央児童相談所(現・中央子ども家庭センター)主幹。大阪大学医学部非常勤講師を経て、平成10年より神戸女学院大学人間科学部教授。医学博士。産経新聞に平成3年2月より、人生相談「家族診ます(のちに人生応援団に改題)」を連載。達意の文章とニヒルな人間洞察に支えられた30冊以上の著書をのこす。平成13年4月8日、がんにより永眠。享年53歳
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみさん
2
頼藤医師の「産経新聞」連載の人生相談を、収録したもの。モチロン、ふつーの回答はしないし、相談者の方もありきたりのアドヴァイスを望んでいないことが、見て取れる。ヘンに面白い人生相談。頼藤医師が、ガンのため亡くなってしまわれたのが惜しまれる。あと20年は生きて、ワタシ達にパンチの効いた人生論を聞かせてほしかった。2013/11/20
青い鳥☆彡
0
★★★★★(2007年にAmazonで購入)頼藤和寛さんは”人生応援団”というタイトル通り、とても暖かい方でした。もっともっと長生きしてもらいたい方でした【追記】ガンに斃れた精神科医が潰した 珠玉の人生応援歌! 精神科医にして人生相談の達人、頼藤和寛。享年53歳。本書では、著者が産経新聞生活面で10年にわたって連載した人生相談の名品100本を厳選。2007/04/14