内容説明
赤ちゃんの取りちがえによって、ふたりの娘は、本来とは異なる偽りの世界で成長した―苦学して弁護士となったローズと、何不自由なく医師となったレイチェル。だが、運命の絆がふたりを結びつける。ローズの恋人だったブリアンは、ベトナムの戦場でレイチェルと結ばれる。また、法廷で窮地に立ったレイチェルは、弁護士ローズに救われる。ローズの実の母でありながら、レイチェルを娘として育てなければならなかった母シルヴィは、運命のいたずらに驚きながら、ローズに真実を打ち明けた…。
著者等紹介
グージ,アイリーン[グージ,アイリーン][Goudge,Eileen]
1950年サンフランシスコ生まれ。18歳で駆け落ちし、子どもを一人もうけながら、困窮のどん底で執筆活動を開始。ティーンズ向けロマンスで作家としての地歩を築く。二度目の離婚を経て、二人の子どもを連れてNYへ進出。86年『偽りの薔薇の園』で一躍ベストセラー作家となる。現在は新しい家族とマンハッタンの築150年余の邸宅に住む
吉浦澄子[ヨシウラスミコ]
津田塾大学卒業。英米文学翻訳家
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