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扶桑社ミステリー
嵐の夜―ストレンジ・ハイウェイズ〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 427p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594031527
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

機械知性が支配する近未来の地球。平和な世の中に退屈し、新たなデータの蓄積を求めて雪山に出向いたロボットたちは、伝説の生物「人間」の足跡を見つけた―SFサスペンス「嵐の夜」。頑固な無神論者が、妻と息子を失ったあとにたどり着いた“目覚め”を描いた「黎明」。ベトナム戦争で心に傷を負った青年チェイスが、姿を見せない謎の脅迫電話の主に闘いを挑む「チェイス」(「夜の終りに」改稿版)。ジャンルを超えたベストセラー作家クーンツの傑作集“ストレンジ・ハイウェイズ”いよいよ完結。

著者等紹介

クーンツ,ディーン[クーンツ,ディーン][Koontz,Dean]
1945年ペンシルヴァニア州生まれ。60年代後半よりSF、サスペンスなどの分野で小説を書きはじめ、70代後半以降はホラーを中心に『戦慄のシャドウファイア』(扶桑社ミステリー)など、毎年のようにベストセラーを世に送り出している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

散文の詞

69
-ハードシェル-追うものと追われるもの。凶悪犯と刑事が死闘を繰り広げる。ハードボイルドなのかと思っていたら、とんでもない展開に。というか、なんでも有りなんだなって改めて思いますね。 -子猫たち-父親が産まれたばかりの子猫たちを…。それをみていた少女が…。短編なので細かい内容を書けないけど、「神」への意趣返しですね。 -黎明-無神論者が、妻と子を失い、絶望の果てに神に救いを求めるのか。まあ、結論としては読んでいただければわかるのだが、目覚めにたどり着くまでの描写が秀逸。ただ、完全に理解するのは難しい。2020/02/18

白のヒメ

46
クーンツの作品は好きで結構読んでいるけれど、短編集は初めて。やはり短い小説となると「オチ」というものを最後に持ってくるのだなーと変なところで納得したりして。でも、奇をてらったストーリーの中にも哲学的なテーマは深く描き出されていて、それは長編の小説と変わらず読んでいて非常に共感を抱かせた。初期の短編集というせいか、クーンツ本人の解説のようなものが最後に載せられていてそれも興味深かった。2016/08/10

ニミッツクラス

26
01年(平成13年)の税抜743円の文庫初版。扶桑社ミステリー。米95年のクーンツの作品集(全14編)を本邦にて3分冊した3巻目で、底本順に4短編と1長編を収録。巻末に「本書の読者へ」を入れたので本邦では全15編と紹介。巻頭の性悪エイリアンと刑事フランクの攻防「ハードシェル」は侵略物の鉄板。表題作「嵐の夜」はロボットSF…ポストヒューマンのお題はお約束のロボット文明。人類の存在は神話となり、迷信の一つに“人間を完全に殺すことができるのは木製の道具だけである”がある…やがてはロボット宗教発生か。★★★★☆☆2025/02/11

くさてる

12
完成度の高い短編集。でも、あくまで個人的な好みから言えば、物語の中の人物像が、ストーリーの為のキャラクター、という感じに思えてしまい、読んでいて前のめりになるような没入感は感じられなかった。なので、そこまでの掘り下げを必要としない「子猫たち」のような掌編がより印象に残りました。2024/09/29

Ribes triste

9
殺人犯と刑事の息詰まる追跡劇が突如一転する「ハードシェル」。出ました、クーンツ。こうなるともう一気読みです。SF「嵐の夜」も面白かったのですが、一番「黎明」がガツンと来ました。直球サスペンス「チェイス」も良かった。ファンには充実の短編集でした。2017/04/02

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