扶桑社文庫<br> 毛沢東秘録〈下〉

扶桑社文庫
毛沢東秘録〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594031022
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0195

出版社内容情報

半年間にわたってつづいてきた産経新聞の評判の連載、『毛沢東秘録』が百二十四回をもって終り、上巻が単行本にまとまった。文化大革命、劉少奇追放、林彪の反逆と墜死、四人組逮捕、鄧小平の追放と復活などなど、中国現代史は壮絶な権力闘争の歴史だった・・・・・。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』 290頁、より)

内容説明

産経新聞話題の連載待望の文庫化(全三巻)。本書、下巻では、体力的にも衰えてきた毛沢東以後を狙う激烈な権力闘争の時代を描く。周恩来、〓小平の復活、これに危機感を抱いた四人組と毛沢東による「周・〓打倒」の宣言に始まる第二次文革運動。相次ぐ周恩来と毛沢東の死を迎え、中国の最高権力をめぐる闘争は過熱していく。そして物語は第一部の場面へとつながる。勝ち残ったのは誰か?毛沢東の文革は否定されるのか?日本のジャーナリズムが初めて「文化大革命の真相」を浮かび上がらせた渾身の歴史ドキュメント完結編。菊池寛賞受賞作。

目次

第5部 儒者宰相 対 紅都女皇(林彪墜死と国連加盟―「思いもかけぬ二大勝利だ」;失脚・陳毅の追悼会―寝間着にコートで突然現れた;ニクソン訪中―病床で指示「彼とすぐ会う」 ほか)
第6部 若干の歴史問題に関する決議(四つの近代化―周は「遺言」を〓に託した;妻への諭し―外国人のおならは香しいか?;江青の逆襲―「左派の領袖は私めである」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュンジュン

4
林彪の死で収束に向かうかに見えた文革だが、ついに「四人組」が形成され周恩来を圧迫(第五部)、そして周死去による天安門事件から鄧小平の勝利まで(第六部)を下巻では追いかける。疾風怒濤!これは社会主義が信じられていたあの時代の熱気だからか、中国の歴史自体のもつスケールの大きさ故かは分からないが。2018/04/02

佐藤丈宗

1
最終巻。第五部は「後継者」林彪の墜死後、急速に老け込んでいく毛沢東の姿が描かれる。実務を取り仕切る周恩来も病を得て、その後継者として鄧小平が復活。第六部は鄧小平と四人組の激しい権力闘争。周恩来の死に端を発した第一次天安門事件。満足に身体を動かせなくなってなお、その一挙手一投足が政局に影響をあたえる毛沢東。そして上巻の第一部に繋がるという構成である。20年以上前の新聞連載がもとになった本であるが、巻末につけられている中国の参考文献(未邦訳のもの多数)など「他では読めない」毛沢東記。2016/11/19

Toshiaki Konishi

1
革命家は武帝になれても文帝にはなれない。2012/12/11

shiaruvy

0
毛沢東なき後の権力闘争。

depo

0
《積読本》産経新聞がいどんだ「文化大革命」のドキュメンタリー。常に中国の立場に立ち、林彪が死亡したときも、他の新聞が死亡記事を載せていたにもかかわらず、中国政府が発表していないので死亡死亡していないと嘘記事を載せ続けた朝日新聞にはとうてい書けないドキュメンタリー。2020/06/18

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