内容説明
ニューヨークの小児エイズ・センターを取りしきる若き女医アリシアは、急死した父の遺産として屋敷を受け継いだ。しかしそこには、彼女の秘密が封印されている。悪夢の屋敷を処分すべく動きはじめたアリシアに対し、強大な敵の妨害工作がはじまった。しかもその背後には、腹ちがいの兄がいるらしい。頼りの弁護士を爆殺され、徐々に追いつめられていくアリシア。ついに屋敷の焼却を決意した彼女のまえに、凄腕の男が現われた―“始末屋ジャック”。姓もなく、社会的な身分もいっさい消した、裏世界の仕事人である。
著者等紹介
ウィルスン,F.ポール[Wilson,F.Paul]
1946年ニュージャージー生まれ。医師として働くかたわら小説を執筆し、81年に発表した『ザ・キープ』で一躍人気作家となる。壮大な伝奇ホラー6部作〈ナイトワールド・サイクル〉をはじめ、SF、医学サスペンスなど、精力的な活動をつづけている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
17
再読、ジャックがサンタさんに。格好いいなあ。2019/06/06
カマー
5
「マンハッタンの戦慄」の始末屋ジャックを主人公にしたシリーズ2作目 最終作である「ナイトワールド」があるので絶対に主人公や仲間が死なないという安心感がある 2015/11/06
そら
5
【ナイトワールド】の『マンハッタンの戦慄』で登場した始末屋ジャック。そのシリーズ第一弾。小児医療施設から盗まれた子供達へのX'masプレゼント奪還から始まり、ジャックの格好良さが全面に出ており、アクション映画を見てるよう。 下巻が楽しみ。2014/12/04
May
2
記録として。読了11作目。記録がないので読了日は発行日。かなりしばらくぶりのウィルスン。最後のウィルスン(多分)。2001/01/30
伊佐奈
2
ジャックが格好良くてたまらん。下巻にて、救われるべき人たちが幸せになることを願う。頼むよジャック!2011/11/21