内容説明
1936年秋、スペイン―英国の詩人ジュリアン・レインズは共和国軍に身を置き、ファシスト反乱軍と戦っていた。そのレインズが、ケンブリッジ大学時代に洗脳された、ソ連のスパイではないかとの疑惑に、英国情報部MI6はレインズの旧友ロバート・フローリーを派遣する。いやおうなく戦闘の最前線に投げ出されたフローリーの前途に立ちふさがるドイツの義勇兵、ソ連軍情報部の狡知な罠。そして、戦乱の地に展開する、英ソの暗闘。スティーヴン・ハンターの名を日本の読者に知らしめた巨匠若き日の傑作、ここに復活。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
P-man
1
スワガー・サーガでおなじみのハンター若き日の作品。策謀渦巻く状況と情報部員の暗躍などほかに、例えばチェスでのやり取りはハバナの男たち、詩文というエッセンスは我が名は切り裂きジャックでも描かれているし、当然のことだけど、当時からハンターはハンターなのだな。若き日のスペシネフやファシスト側についてる(笑)『ボブ・ザ・ネイラー』までいる。2019/08/24
雅
1
途中から入り込めれた2017/07/19
Richard Thornburg
1
★★★2010/03/11
takeshi3017
0
スティーブン・ハンターの初期作品だそうだが、完成度はかなり高い。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file2/neta5902.html
medihen
0
スパイ小説版『カタロニア賛歌』。2004/02/21