内容説明
’60年代の日本の音楽シーンで一大ムーブメントを築いたGS(グループ・サウンズ)。そのGSの誕生から全盛、ブームの終焉、そしてガレージ・パンク的解釈からカルトGSが再評価されている平成のGS事情までを丹念に紹介。GS=“懐メロ”の世代だけでなく、GSを刺激いっぱいの未知の音楽ととらえる若きネオGSファンにも、資料性の高い内容となっている。ザ・タイガース、ザ・スパイダース、ザ・ワイルドワンズなどのメンバーの証言も数多く収録しているほか、現在入手できるGSもののCDリスト付き。
目次
序章 リヴァプールから東京へ
第1章 GS誕生
第2章 GS全盛時代
第3章 GSは何を生み出したか
第4章 GSブームの終焉
第5章 GSの遺産
第6章 GS時代・もうひとつの音楽シーン
第7章 平成GS事情
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cocobymidinette
3
仕事関連で読んだけど、面白い!!60年代の、特に未熟な日本のごっこ遊びみたいな文化風俗が好きで、尚且つバンドというものに愛着のあるわたし、GSががっちりはまる。。カルトGS〜ニューロックは普通に音が好きだし、アイドルGSもキッチュでかわいい。コスチュームとか大好き。佇まいがうつくしいバンドが正義だと思っているし。もしこの時代にいたら、私が夢中だったのはきっと失神バンド・オックス!!あ、本としても共著者二人の地の文の合間に「証言」という形でインタビューが載っていて、エンタテイメントとして読める良い本でした。2014/10/27
-
- 和書
- 草木の話 〈秋・冬〉