内容説明
現在の学校教育での歴史教科書が教える日本の歴史は、あまりにも一面的ではないでしょうか。特に、第二次世界大戦前後の日本のこととなるとすべてが悪で、反省の弁ばかりです。本書は実証主義の立場から、反論します。ユダヤ人を救った関東軍、インド、インドネシアの独立を助けた日本兵、戦前・戦中に朝鮮のために自分を捧げた人々…。本書が提案するのはタブーにとらわれない自由な議論です。他、ペリー来日の本当のいきさつ、様々なジャンルで日本に貢献してきた女性達等、知られざる歴史エピソード満載です。
目次
日本とアメリカ
国づくりの設計
勇気と友情の物語
近代日本と戦争
歴史を生きた女性たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinupon
61
歴史にはいろいろな切り口があります。一方的な見方だけではなく、様々な方向から見てみることも必要ではないでしょうか。2016/05/05
ken
15
学生に読んで欲しい(50を越えたおじさんより)。 新しい発見もあり歴史が好きになり面白い。 最後にこの本の誕生秘話で書かれていた湾岸戦争時の日本の対応や世界からの日本に対する見方、評価に悔しさや悲しさを感じた。
atsut101
2
15年位前に産経新聞に連載された小中学生向けの内容をまとめた本らしいですが、日中戦争や太平洋戦争の実態、元首相の功績の再評価など、非常に面白かった。2011/05/22
父帰る
1
目から鱗が落ちた気分です。2012/05/22
バヤシ
1
日本史における重要事項の裏側を語っている人物にスポットを当てて展開していて人物の関係がわかり面白い今の世界があるのは日本の貢献があるとわかった2012/06/05