内容説明
どこにでも侵入でき、発覚することもなく、費用もかからず、時間さえも超えられる完璧なスパイ―遠隔透視者たち。1972年、CIAの要請を受けて、巨大シンクタンクの米スタンフォード研究所で彼らの研究が始まった。賛否両論が渦巻く中、国防総省の最高機密事項にまで達する彼らの驚異的な能力が目撃されていく…軍事機密と超常現象という厚いベールに隠された彼らの日常、確執、そして悲劇的な結末。気鋭のサイエンスライターが、三年に及ぶ緻密な調査と関係者への徹底した取材から結実させた力作ノンフィクション。
目次
第1部 安あがりなレーダーシステム(トランス状態;ドリーム・チーム;超能力偵察;超能力者ジョー・マックモンイーグル ほか)
第2部 ちょっとした余興(ハル・パソフ;地図座標による透視;シャーマンたち;トリックスター ほか)
第3部 ニューエイジ(天空の万能の神;遠隔透視テクニックの開発;ブルー・ハラリー;スプーン曲げ ほか)