内容説明
「伝説のギャルソン」と「お人好しの若きオーナー」を迎えたフレンチレストラン「ベル・エキップ」はどうやって再建されたのか?フジテレビ系人気ドラマが大学の教材に。
目次
第1章 仲間と一緒に成長するチーム―ベル・エキップ
第2章 ベル・エキップのケース・スタディ
第3章 ベル・エキップの3つのビジョン
第4章 ベル・エキップのつくりかた
第5章 ホンダ太陽(株)―もう一つのベル・エキップ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
12
「王様のレストラン」は、1995年に放映された三谷幸喜脚本のフジテレビドラマ(古畑第一シリーズが1994年)。最近、東京MXテレビで謎の早朝再放送がされていて、イッキ見。で、この本は、ドラマのエピソードやキャラクターを参考に、経営のヒントを説いた96年の本だ。うーむ、内容的に痺れるほど面白いモノでもないのだけど、この本が書かれたのはバブル崩壊が露骨に社会に影響を及ぼし始めた頃。で、三谷幸喜がベースに置いているのは「がんばれベアーズ」(76年、米日公開)で、高度経済成長の終わった頃。この符合が興味をそそる。2025/09/05
かわチラ
2
このドラマが大好きで、5回以上は観てる。コンサルタントの仕事に就いてから出会ったドラマであったので、初めて観たときから『これは人材マネジメント・チームビルディングの教材には最適だ!』と思っていたので、正にわが意を得たり!と言う感じ。著者の考察、分析も納得だし、同じようにこのドラマへの愛情が伝わってくるので個人的に嬉しい。2016/05/05
Yuya Ohishi
2
読み進めてる中で、非常にドラマを観たくなりドラマ鑑賞から始まった。 ドラマの内容に感動した事は間違いないが、本書においてもドラマに対する的確な解釈とそこから生まれる最善解は非常に参考になった。2015/04/18
ボンド24
2
ドラマの王様のレストランが大好きなので読んで見ました。 中小企業の経営者や課長部長向けの経営学てっ感じです。大きな組織を管理する方法を知りたい勉強したいといった人にはあまり向いていない。内容は王様のレストランの登場人物や事件、内容を経営学的に分析しています。人は皆成長したいと思っている。が一番印象に残りました。やっぱり仕事を通して成長していきたいと改めて思えた。2013/02/03
ひらり庵
1
何度も見た好きなドラマにも関わらず、私は「王様のレストラン」をスーパーマン千石による三流レストラン再建の物語と思っていた。しかし、この本が指摘する「千石の限界」という視点から見ると、最終回に千石が言う「最低ではあるが素晴らしい」は、何が素晴らしいのか(そもそもなぜ失踪する必要があったのか)が分かった気がした。惜しいのは、この手のメディアミックス本にありがちな、本文の理解と無関係な膨大な注があることだ。読みにくいし、こんな体裁を装わなくても、この本には十分な内容がある。2015/06/01