内容説明
リスルを悪の世界に引き込んだ青年レイフは、かつてビルの教え子ダニーを惨殺した謎の女サラと瓜二つだった。それに気づいたビルは、レイフにサラとの関係を問いただす。だがレイフは冷笑を浮かべながら、一つの驚くべき事実を明かした。ビルが五年前に自らの手で埋葬したはずのダニーは、実はまだ生きているというのだ。―復活を遂げた『ザ・キープ』の悪の化身ラサロムと、『リボーン』のライアン神父との終わりなき闘いを描き、傑作『ナイトワールド』へと続くファン待望のホラー巨編、ついに登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そら
5
全ての謎が明らかになりはしたものの、悲しい結末に。 全ては最終巻【ナイトワールド】に繋がる。2014/09/19
May
2
記録として。読了６作目。1996/10/04
アイゼナハ@灯れ松明の火
2
衝撃の下巻。悪意とおぞましさに満ちた二つの事件の意味が、全部ライアン神父個人への面当てのため「だけ」ってとこに、却って底の知れなさを感じました。そして、圧倒的な絶望感をもたらす怒涛の引き。これが本当の「ナイトワールド」の幕開け…。諸般の事情はあるにせよ、「触手（タッチ）」と「リボーン」と本書はぜひ復刊して、本国での出版順に読めれば数倍愉しめると思いました。ただし、途中で挫折すると酷い後味になること請け合いなので、パンドラの箱の伝説を信じて読み通していただく必要はありますが…。2010/03/04
todo_jin
2
今回は、例の存在の悪辣さが際立っています。１人の人物を追い込むのに、ここまでするか？と言うくらい。そして「ナイトワールド」へ続く。これを読んで、次を読まずにはいられないですね。では、続けて！と思った矢先、「触（タッチ）手」を手に入れました。はやる心を抑えて、こちらを先に読みます。2010/03/02
はろるど28號
0
永劫の魔性、敵に見つからぬようアナグラムの名に（見え見え）。しかもLos魔羅ってどうよ……‼ 名前通りの所業が怖い‼2012/12/23
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