内容説明
東海林のり子がお悔やみの現場からお伝えします―不屈の闘志でガンに挑みついに命尽き果てた逸見さん。「親の死に目に会える役者になっちゃいけないよ」という父中村勘三郎さんの教えを守った勘九郎さん。「いい湯だな、アハハン」のBGMでお焼香した三木鶏郎さんの葬儀。石原裕次郎さんの墓碑名には「愛する者に永遠を…」とまき子夫人の直筆で刻まれています。神戸の大震災では人々は五千人以上の不慮の死を前に粛々として立派でした…死とそれをめぐる様々な人間ドラマ。豊富な取材体験による書き下ろし第二弾。
目次
第1章 闘い抜いた人々
第2章 人柄をあらわす葬儀
第3章 悲しみが溶けるとき
第4章 夫が妻を送るとき
第5章 あってはならない死
第6章 葬儀の感動
第7章 東海林の葬儀哲学
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