扶桑社ミステリー<br> ジブラルタル・ルール

扶桑社ミステリー
ジブラルタル・ルール

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  • サイズ 文庫判/ページ数 497p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594015985
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

田舎町の下宿屋を焼け、ある少女をレイプしろ、無名大学のバスケットボール・チームに八百長をさせろ、売れないコメディアンを殺せ―死んだCIA副長官オグデンが、正体不明の4人の工作員に宛てた指令書には、それぞれ奇妙な任務が記されていた。しかも指令は、絶対に中止できない「ジブラルタル・ルール」で出されていたのだ。オグデンは、いったい何を考えていたのか。事態を重く見たCIAの要請で、読心能力を持つ特殊工作員センシティヴたちが、指令の実行を阻止すべく動き出した…好評シリーズ最新作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chiseiok

20
掴みはOK、つかOK過ぎ。”このイントロ、読むっきゃない”度、超高いです。『心を覗くスパイたち』の驚愕のななめ上展開も最高でしたが、本作の導入部で広げたふろしきの絵柄とデカさと枚数も大概です。かつ驚いたことにそれをビシバシシャキーンと綺麗に畳んでなお、それを裏返したらまた別の絵柄がっ…て。バークホルツは面白い!邦訳未読残り一冊、多分街場の『ブ』では手に入りそうにもなく、amazonで¥1(+送料)のうちにとっとと買います。『コマドリの賭け』みたいなトンデモナイ値段にならないうちに…あ、それはないか(笑)。2016/06/26

1
かなり古い本だけど面白かった!  SF仕立てだけど、ミステリーとしてのオチも納得できます。シリーズの3作目のなので、1作目を読んでるとより楽しめますが、これだけ読んでも大丈夫です。2023/05/04

吉美駿一郎

0
いやもう文句なしに面白かった。北上次郎の書評を読んでから、もう気になって気になって。大満足。最初で完全に捕まれたもんなあ。シリーズ三作目だけど、この作品から読んでも問題なし。というのは、ぼくがそうだから。この作者の作品を読むの初めてだったけど、なにも問題なかった。セクスタントが読後、一番心に残ったかなあ。2017/12/19

dwarfjay

0
再読です。この本はおもしろいです。脳腫瘍で死んだCIA長官が、死の直前にジブラルタル・ルール(撤回不能)で下した、狂ったような5つの任務を阻止するために、超能力捜査官が奮闘する、というようなお話です。荒唐無稽な立ち上りから始まる大混乱が鮮やかに収束するエンディングは見事としかいいようがありません。

0
19941130

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