内容説明
「大学を卒業したら、MBAを取りたい」…それは最初唐突な思いつきに過ぎなかった。だけど希望を持ちつづけることで夢はかなった。アリゾナの砂漠の中のサンダーバード大学院に留学した。卒業後はニューヨークで就職できた。思いがけない出会いがあり得難い体験があった。でも苦労も挫折も多かった。渡米前に失った恋もあったし、卒業のための勉強は苦しかったし、ニューヨークは街も人々もシビアだった。そして確実に自分が変わっていった。
目次
全財産は、赤いスーツケース
セイ、アゲイン、プリーズ―英会話はなんとかなる?ならない?
アメリカへの旅行禁止
「わたし、留学するのよ」
会社でできる留学準備
ハムレットの思考より、ドン・キホーテの行動で
推薦状は誰に?
表参道の赤信号―恋を失うことは、前進を意味していた
アメリカン・グラジュエート・スクール・オブ・インターナショナル・マネジメント
「この表紙が気に入った」
「キミは、クラスでもいちばん退屈しているようだが」
まさか、このビル?―インターンシップで垣間見たもの
わたしは、卒業を少し、延ばすことにした〔ほか〕