内容説明
時代の風雲児、“とんねるず”がデビューしてから成功者となるまでを一気に語り下ろしたサクセス・ストーリー。この本に書かれていることはすべて真実であり、ありのままの“とんねるず”である。飾ることなく、気取ることなく、偽ることなく、すべてをさらけだした、裸の“とんねるず”だ。成功者となった今も、彼らは、立ち止まることをせず、次のステップを目指す。そして、彼らは若者に呼びかける。くじけるな、あきらめるな。少年よ、大志をいだけ。
目次
第1章 プレイバック(石橋貴明、昭和三十六年十月二十二日生まれ。;本当は四人兄弟の末っ子なんだ;木梨憲武、昭和三十七年三月九日生まれ。;ガキの頃からオレってあおり屋だった。ほか)
第2章 助走開始(金じゃ買えない宝物。;学校のシゴキなんて、兄貴にくらべたらかわいい方よ。;辛くても好きなサッカーだから耐えられた。;自信もってるって、強いよね。 ほか)
第3章 サクセスの扉(貴明の瞬間芸見ちゃ大笑いしてた。;おい木梨、賞金出るからテレビ出ようぜ。;初めてもらったギャラは三十万円。;とりあえず食えるんならプロになろうか。;今度は客の手ごたえを感じたよ。 ほか)
第4章 少年よ、大志をいだけ!(イーストのコンサートで、売れてるってことを実感した。;常に新しい何かを求めていたい。;おれたちはまだ最初の五ラウンドを終えたばかり。 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
国士舘大学そっくりおじさん・寺
65
ご存知とんねるずの二人が語った自伝。私が十代の頃、大ベストセラーだったなぁ。思えばとんねるずは他の芸人ほど自身を語らない。自転車屋の倅でサッカー少年だった木梨は普通の青春だが、驚くのは石橋。小学生の時、父の会社が倒産し、豪邸から6畳のアパートに。病気の父と保険の外交で働く母の為に中学から食事や弁当を作り、番長だった兄にしごかれる孝行息子。アルバイトなんて小学生からしている立身苦学の人である。初めて『お笑いスター誕生』で見た時を覚えている。勝ち抜くあの頃の二人はまだ素人だったのだ。(続く)2015/01/29