内容説明
歴史は過去のものではない。地球の46億年の歴史を、現在の生活に関わりのある100の事件からとらえなおした、超・歴史書。
目次
地球の誕生―46億年前
生命の誕生―35億年前
ラン藻植物による全地球的規模の環境破壊―19億年前
真核生物の恐るべき特技―17億年前
陸が「死の世界」ではなくなった日―4億年前
ユカタン半島に小惑星激突か?―6500万年前
ルーシー・イン・ザ・サンド・ウィズ・ダイヤモンド―400万年前
哺乳類のプレイボーイ・クラブ―400万年前〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
16
「ニュース」ではない。セーラー服登場はあっても原爆投下もホロコーストもない。とにかく奇を衒いたくて仕方ないから「男は」と話を始め正体は最後に明かすワンパターン。聞き慣れない新奇なカタカナ語を用い気取った章題をつけ、そのため事項整理に困難をきたす。フジテレビ系の男は“俺って夜は六本木でブイブイいわせてるもんね”と表情に滲み出ていて隠そうともしない。本性たる下ネタに筆は傾く。女性は気分悪くならないのだろうか。平均律の項では一切補助解説なしに話を進め知的虚勢を張る。「共通項」はこじつけ、無理やり。誤植25箇所。2017/01/23
がんぞ
8
元は、1993年,フジテレビ深夜5時間番組。100項目で人類の歴史を俯瞰。人類の誕生は7項め(400万年前)。最初の原爆は飛ばして、商業テレビ放送が1950年、コンピューター完成が1952年。人類は氷河期や火山等の天災では滅びなかったが可能性を与える最初の水爆実験も1952年。人口膨張で肥満し、自家中毒(核物質を頂点とする環境汚染)、と宗教・民族・テロリズムに見る破壊衝動、AI進化(次世代出現)などで滅亡に突き進んでいるかも知れない。現実を分析し、少しでも防ぐ努力をするべきだろう、個人が死に抵抗するように2012/03/11
がんぞ
3
地球誕生から僅か十億年で生命が発生したのは唐突に思える、外宇宙からタネがもたらされた仮説が有力…発生当時の環境は灼熱地獄…藍藻生物が発生して大気を酸性にし嫌気性菌を駆逐した…真核生物の出現はスノーボール化が関わっていると推察される…O2が上空でオゾン層を形成し陸上進出…食・睡眠・性の3大本能をモティベーションとするホモサピエンスは、急速に個体数を拡大し「進化の頂点」と自惚れるが宇宙進出は困難。知性は生存に有利なのか?宇宙のはじめと、生命のはじまり、ヒトの「意識」の本質は解明される日がくるかさえわからない 2022/04/06