内容説明
あれから何年経っただろう。いまキャシーは兄クリスと2人の子供、ジョーリイとバートとともにサンフランシスコ郊外で暮らしていた。ジョーリイは14歳、バートは9歳に成長した。一見、平穏な日々をおくっているかに見える彼らだったが、過去の忌しい記憶で、頭が混乱したバートの言動がしだいに変化しはじめる。そしてヴェールをかぶった謎の老女の出現を引き金として、バートは凶暴化した。好評『屋根裏部屋の花たち』シリーズ、第3部の語り手は、ジョーリイとバート。みずからの運命からの解放を願って『屋根裏部屋の花たち』の執筆を始めたキャシーだったが、運命の車輪はまたも凶運を運んでくる。あどけない子供たちもついに宿命からは逃れられないのか―。悲劇の予感をはらみつつ、破滅の終局は徐々に近づいてくる。戦慄の第3部。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那由多
7
屋根裏部屋に監禁された子供たちのその後。老人たちが酷い。いつになったら不幸から離れられるのか。
Achan
0
!2012/09/15
ちょん
0
このシリーズの中で一番好きな巻。 バートのやるせない母親への愛がたっぷり詰まってる。子供の親への一途な思いって せつない。 あれから何年経っただろう。いまキャシーは兄クリスと2人の子供、ジョーリイとバートとともにサンフランシスコ郊外で暮らしていた。ジョーリイは14歳、バートは9歳に成長した。一見、平穏な日々をおくっているかに見える彼らだったが、過去の忌しい記憶で、頭が混乱したバートの言動がしだいに変化しはじめる。そしてヴェールをかぶった謎の老女の出現を引き金として、バートは凶暴化した。好評『屋根裏部屋2011/02/23
桜庭 美希
0
屋根裏部屋から逃げても、心の中は屋根裏から出られないキャシー。母への復讐の果てに辿りついたのは実兄と夫婦として子供達と暮らすという危うい暮らし。読んでいて歯がゆかった。復讐の果てに産まれたバートを利用する執事が何より醜くて嫌悪感を感じます。さて、続きの屋根裏部屋へ還るを読みますか…2011/05/01
丰
0
19891025, 19930228-5