内容説明
テキサス州ヒューストンの石油会社グリフィン石油では,創業者ガスの息子アダムが株の持ち分の半分を手に入れ,父に代わって会社の経営権をにぎった。その直後、ガスのもとには謎の男があらわれ、「わたしは“レッド・ムーン”のことを知っているぞ」と脅しをかけた。そして、株式公開を目指す準備作業に携わる弁護士ハーシュフェルドが変死。ヒューストンにやってきたクリスはその死因に疑いをもった。もとCIAの職員クリスは、ハーシュフェルドの死に興味を持つモサドの男ツァーニックと共同して、変死の背後にある秘密を探ろうとする。どうやら、グリフィン石油の過去にはガス以外だれも知らない秘密があるらしい―。人気作家ウォーレン・マーフィーが放つ大型伝奇サスペンス。
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- 和書
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