内容説明
ソ連の核弾頭発射プログラムを改ざんせよとの大統領直令を受け、スパイとして殺しのテクニックまで身につけたマーチン・ロス教授。ところが決行直前になって、思いもよらぬ障害がたちはだかった。教授の肉体に知らずしらずのうちに危機がしのびよっていたのだ。しかし、作戦の成功には教授の頭脳は絶対に不可欠だ。苦脳する国防情報局(DIA)。刻々と迫る作戦決行日。ともに作戦のために訓練を続けてきた、DIA局員デイビッド・ケインに一抹の不安が…。DIAではあらゆる可能性が協議され、ついに一つの結論が導き出された。それは倫理をはかるに超えた、驚くべきものであった。作戦遂行のために、DIAが選んだ、神をも恐れぬその方法とは…。