出版社内容情報
線路や道路、そして電力やガスなどの「エネルギーのインフラ」についての最新データを視覚的に見せていきます。線路や道路、そして電力やガスなどの「エネルギーのインフラ」について、各県の電力使用量の50年間の推移や、都市ガスが家庭へ運ばれる経路などを地図上でグラフィカルに比較、最新データを視覚的に見せていきます。
伊藤毅[イトウタケシ]
建築史家、東京大学教授。87年「近世大坂成立過程に関する都市史的研究」で工学博士。著書に『近世大坂成立史論』生活史研究所、『都市の空間史』吉川弘文館、『町屋と町並み』山川出版社など。
内容説明
「インフラ」とは「インフラストラクチャー」という言葉を省略した言い方で、水道や下水道、道路や鉄道、そしてエネルギー施設など、私たちの毎日の生活をささえている施設のことをいいます。スイッチひとつで電気がつくのも、水道のじゃぐちをひねれば水が出てくるのも、インターネットで世界中の人たちがつながれるのも、私たちの暮らしがさまざまなインフラにささえられているからです。この本では、電力とガスという「エネルギーのインフラ」について、どのように広がっていったのかを年代別の地図で比較したり、日本で電力やガスをつくりはじめたころのようすや、現在の電力やガスをつくってとどける仕事を写真で紹介したり、最新のデータをわかりやすく視覚的に見せたりすることで、「エネルギーのインフラ」のしくみと大切さを学びます。
目次
エネルギーのインフラ「電力」「ガス」
日本の電力の広がり
日本の都市ガスの広がり
電力はどこから?ガスはどこから?
エジソンの発電所 電力をつくって送る
浅草発電所 日本の電力のはじまり
横浜瓦斯会社 日本のガスのはじまり
川崎火力発電所 電力をつくる発電所
ユーラス六ケ所ソーラーパーク 再生可能エネルギーで発電
変電所・電線 電力をとどける
送電線の補修 電力を守りつづける
袖ケ浦LNG基地 LNGから都市ガスをつくる
ガス管 ガス管でガスを運ぶ
電柱を観察しよう
電柱マップをつくろう
著者等紹介
伊藤毅[イトウタケシ]
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授。“都市建築史”という観点から日本を中心にした都市および建築の歴史を研究。古代から現代までの日本の都市の歴史についての研究に加え、各地に残る伝統的な都市の保存・再生に関する調査研究を行う。国土交通省東日本大震災復興都市デザイン検討会委員・建築史学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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