内容説明
世界じゅうのスポーツマンに愛されるスポーツ用品をつくりつづけている、アシックスの歩みを見ていきます。さらに、それぞれの製品が生みだされたひみつと、それをささえる技術や考え方についてくわしく見ていきます。
目次
スポーツシューズをきわめる
鬼塚株式会社の創業
バスケットボールシューズから
改良をかさね、着実に前進
マラソンシューズを開発
頂上からせめる
会社は運命共同体
オリンピックからの世界進出
アシックスの誕生
最先端の研究がつづく
スニーカーとオニツカタイガー
世界に広がるアシックスブランド
アシックスのサステナビリティ活動
資料編1 アシックスの歴史
資料編2 アシックススポーツミュージアムを見てみよう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
33
薄い絵本なのですが、簡単には読みきれない内容で充実していました。顧客だけではなく従業員から地域の人、皆の幸せを考えて仕事を進める姿勢が素晴らしい。結局生き残る会社というのは、こういった精神を持っているからなのでしょう。世界第一のナイキが、オニツカの北米販売を頼んできた若者から育っていったことも驚きでした。2019/08/02
たまきら
31
日本の企業を自分たちが普段使っている製品から身近にとらえようーそんな製作者の意欲と情報がぎっしり詰まった素晴らしいシリーズです。先日ナイキの創設者の絵本を通じ、日本のスニーカーの品質の確かさに感動した娘さん。靴屋の親切なお兄さんからの説明にも感動していましたが、本はどうかな?黙って読んでいましたが、さてはて。自分は初めて短距離用のスパイクを買ってもらったときその軽さに感動したものですが…。2021/12/17
ヒラP@ehon.gohon
16
日常的に見慣れているジョギングシューズのアシックスの歴史は、スポーツシューズの歴史でもあることを知って、とても興味深い本です。 国際市場第一位のナイキも、アシックスの歴史から派生していることも初めて知りました。 合併、失敗、様々な経緯で育ってきた大企業の歴史が、「社会貢献」を理念としていて、決して営利第一主義でないことも子どもたちに伝えたい重要事項です。2018/06/05
みさどん
14
素晴らしいよアシックス!次に買うならアシックスの靴にしようという気になる。創業者である鬼塚さんの理念が素晴らしいのだ。現在に至るまでの苦労や危機など興味深く読むことができた。株式や経営状況の公開を真っ先にやったオニツカ(アシックスの母体)なのだ。現在もめているあの会社社長さんに読んでもらいたい。2019/07/23
遠い日
10
オニツカタイガー、懐かしいです。以前、テレビでアシックスの歴史を辿る番組を見たけれど、やっぱり生き残り、伸びていく会社は、創業者や研究者の心意気、熱意、工夫と執着心などが頭抜けている。マラソン足袋からマラソンシューズへの開発の紆余曲折が印象に残っている。本書にも、その開発の跡が描かれる。2017/03/14