目次
天然素材から合成素材へ
布をまとう
チュニック
ドレスを仕立てる技術
ウエストライン
働く女性の服
細く、まっすぐなスカート
プリーツの流行
肌を見せる
エスニック・スタイル
子ども服
男性のスカート
縫製技術
著者等紹介
徳井淑子[トクイヨシコ]
1984年、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程満期退学。放送大学助教授、お茶の水女子大学大学院教授を経て、お茶の水女子大学名誉教授。専攻は西洋服飾・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むぎじる
31
獣の皮や、布をまとうことから始まった服が、時を経てどんどん変化しているのがわかりやすく紹介されている。華美で装飾的な色合いが濃かったドレスは、女性の社会進出と共に、機能的で動きやすいものに変わっている。しかし、ファッションとしては、やはりめぐっている印象が強い。1960年代のエスニックスタイルは何度もブームがきているし、1960年代後半に開発されたAラインのシルエットは、今も変わらず着られている。この本にも紹介されているように、「男性のスカート」の時代は再来するか?(笑)。2015/08/15
遠い日
3
一枚の大きな布を纏わせるだけだった古代から、織物や裁断技術の発達とともにデザイナーが出現する。女性たちの美意識を刺激し、ファッションを流行させる。必要性より装飾性が先走る時代があった。そして、生活様式の変化とともに女性が社会に進出するようになることで、さまざまな機能が付け加えられていく。何を美しいと見るか。人間の美の追求は飽くことを知らない。2014/12/02
しろのあ
2
すべては布をまとうところから始まった。技術革新にめをみはるばかり。それが、必ずしも人の快適さにつながるわけではなく、お国事情や社会情勢が大いに絡んでくるわけですが。もう、いっそう古代ギリシア人のように布を巻けばいいじゃん、毎朝悩まなくて済むしと開き直りたくもなりますが、洗礼式のローブやプリンセスドレスに胸がきゅんとしたりもしてしまうのです。2015/03/02
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