出版社内容情報
まじめなイタメーニョさんは、毎朝きっかり同じ時間におきて、レストランへ出勤します。作るものもやっぱりまじめ。フレッシュりんごジュースは、本当に新鮮なもぎたてりんごで作るこだわりよう。でも、泣いている男の子に作るお料理は……?
内容説明
まじめなイタメーニョさんは、おきゃくさんにほんとうにおいしいものをたべてもらうため、とってもまじめにおりょうりをつくります。どれくらいまじめかっていうとね…
著者等紹介
たしろちさと[タシロチサト]
東京都生まれ。大学で経済学を学んだ後、会社勤めを経て絵本の制作を始める。『ぼくはカメレオン』(グランまま社)は世界7カ国語で同時出版され注目を集めた。第21回ブラティスラヴァ世界絵本原画展入選。2011年、『5ひきのすてきなねずみ ひっこしだいさくせん』(ほるぷ出版)で、第16回日本絵本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
158
毎日同じ時間に起きて規則正しい生活をしている、せかいいちまじめなレストランの主人、イタメーニョさん。街の建物に挟まれた小さなお店で出てくる、おうさまのケーキやほっくりくりのグラタンなど、食欲をそそるメニューがいっぱい。チリンチリン、お客さんが来ましたね。注文を受けて、りんごや蜂蜜などを採りに行く、とてもまじめだけど、お客さんはお腹を空かせているのに待てるのかなとユニークで面白い。チリンチリン、またお客さんが来ましたよ。今度は何が起こるのだろうとワクワク。採れたての食材で作られたとても美味しそうな絵本です。2025/09/19
シナモン
142
図書館本。決まった時間に起き、仕事をして、決まった時間に眠る…毎日繰り返されるルーティンが心地良かった。注文を受けてからりんごを取って搾るフレッシュりんごジュース、最高に美味しいだろうなぁ。なんてことないような生活だけど、まじめにレストランの仕事をするイタメーニョさんが素敵でした。2019/12/20
seacalf
95
これはどうしたって笑顔になっちゃう絵本だ。イタメーニョさんの朝のルーティンから始まり、どんなレストランかと思ったらいきなりスミス夫人に驚かされる。動物達が暮らす不思議な街なのね。まず最初のニャニャロッティさんの顔の変化の面白いことと言ったら。そんなに美味しいジュースなのか、いいなあ。続くワーニャさんとカワッチャさんご家族に振る舞われる料理も美味しそうだこと。世界一真面目なだけあって食材へのこだわりがすごいが、それは見てのお楽しみ。見返しにメニューの料理が紹介されていて嬉しい。楽しい、楽しい絵本でした。2022/12/10
鱒子
73
図書館本。レストランのシェフ、まじめなイタメーニョさんが、一人一人のお客さまのために心を込めて料理を作ります。素敵な絵本でした。ラブリー過ぎて口に出しにくいメニュー名もありますが(汗 こんがりとろーり焼けた目玉焼きを乗せたトーストの朝食。まかないはカレードリア。あー、めっちゃ美味しそう。明日のごはんはコレにします!2019/08/17
mug
61
注文が入ってから新鮮な材料を採りにいくイタメーニョさん。料理が出てくるまでの待ち時間は相当なものだろうなぁ😂作者が描きたかったという「だれかのために、一生懸命料理をする気持ち」が、まっすぐに伝わってくる。とっても優しいお話だった。2021/01/23
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