内容説明
「とおくってどんなところなのかな。とおくにいくことをおもうと、ぼくはなんだかどきどきするんだ」みずいろのぞうは、どんどん、とんとん、あるきます。ちいさなぞうが、あるきはじめる物語。
著者等紹介
nakaban[NAKABAN]
1974年広島県生まれ。画家。絵画を中心に絵本、アニメーションなど多方面で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MI
84
「とおくってどんなところ?とおくにいくとなんだかドキドキするんだ」とみずいろのゾウはどんどん歩いて行きます。みずいろのゾウは1人ぼっち。いつも退屈していました。ゾウの形に石を囲う遊びをしていました。夜雨が降ってゾウの石を囲ってあるところに大きな川ができました。りんごの木が流されて。りんごの木とみずいろのゾウの冒険の話。2023/09/07
とよぽん
50
題名はちょっと地味な感じがした。どんなことが起きるのか、ぞうが何をするのか想像できなかったけれど、読み終えて、みずいろのぞうが壮大なロマンの象徴だと思った。nakabanさんの発想がすごいと思った。絵の色合いが優しくて素敵だし、ぞうの色は幸せの色?かな。しかし、みずいろのぞうは「ぼく」なんだな・・・。この自称名詞、とても重要だと思いませんか?2024/06/20
yumiha
37
「ここではないどこか」への憧れを持つことは誰にでもある。みずいろのぞうは、川の終わるところへ行ってみたくなって‥。水源地へ向かうのだろうか?川の果ての海への注ぎ口だろうか?と予想したけれども、どちらでもなかった。2024/06/28
gtn
25
その先に何があるかわからないが、歩みを止めることができない。その一歩を踏み出すためにドキドキしたのが嘘のようだ。その勇気が因となり、大きな結果となった。裏返せば、何も感じなければ何も起こらない。2021/01/29
anne@灯れ松明の火
23
MOE絵本屋さん大賞2011で知った作品。タイトルや表紙からは、展開も、ラストも私には想像できないもので、「ほ~~」と思った。みずいろのぞうは、一体どこまで行くんだろう? 2012/01/09
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