著者等紹介
武田美穂[タケダミホ]
東京生まれ。絵本に『となりのせきのますだくん』(絵本にっぽん賞、講談社出版文化賞・絵本賞受賞)に始まる「ますだくん」シリーズ、『ふしぎのおうちはドキドキなのだ』(絵本にっぽん賞)、『すみっこのおばけ』(日本絵本賞・読者賞、けんぶち絵本賞グランプリ・以上ポプラ社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
100
レストランでもアウトドアでも、もちろん家で食べてもおいしい最強メニューはやっぱりカレー。今日のカレーはパパがつくる。牛肉、たまねぎ、じゃがいも、にんじん、しょうが、にんにく、カレールゥ、そして取って置きの隠し味は○○○。パパ・カレーは豪快かつ、時々は繊細に料理する。パチパチジュー、ごろごろジュー、ぽちゃぽちゃん、ぐつぐつぐつ……最後の仕上げは男の子がお手伝い。食欲を刺激して夏ばてをぶっ飛ばしてくれそうな絵本。2011年3月初版。2016/07/18
喪中の寺ちゃん
86
お父さんが作るカレー。その工程を絵本に。スパイスの調合から始める本格的カレーではなく、市販のルーを使ったカレーなのだが楽しい。というのも、日頃料理などろくにせず、料理の得意な男のいい気な感じを唾棄する私が、唯一時々作って楽しいのがカレーライスだからだ。作っていると小学生時代のキャンプを思い出したり、炒める、灰汁を取る、煮るという料理の工程を一通り楽しむ。市販のルーのおかげで必ず美味しい。そんな私だから好感を持って読了(まあ絵本だが)。このパパのカレーは最後にバナナを入れるが、これは厭だ(笑)。2014/08/10
masa@レビューお休み中
77
武田美穂のたべもの絵本シリーズ第2弾。今回は、カレーです。しかも、ただのカレーではなく、パパ・カレー。そう、ママが作るカレーではなく、パパが作るパパ・カレーなのです。いつもとは違うごはん。しかも、いつもは作らないパパが作るごはん。もう、それだけでテンション上がっちゃいますよね♪どうやって作るのか。ママのカレーとは何が違うのか。僕が子供だったら、パパの横で目をランランとさせながら見学しちゃうだろうなぁ。そうそう、このパパ・カレーのポイントは…ずばり、バナナです!(笑)2013/02/10
山田太郎
56
バナナに驚く。リンゴじゃないんだ?しかし、このシリーズおいしそうな絵で好き。娘も気に入ってる。お父さんが今度カレー作るから。水っぽいカレーが好きなんだけど、お母さんが嫌がるからな。2013/07/10
よこたん
49
“パキッ ぽちゃん ぐるぐるぐる カレーいろ” あっ、ルー使ったよね。スパイスの調合からだなとか言わない、こだわりすぎないカレーでよかった。ごろごろ入れてるお肉が、サシのいい感じに入った牛肉で、ママに予算オーバーって怒られないか心配だわ。時には豪快に、ある時には繊細に、パパのカレーはボリューム満点。そして、小さなぼくにも、お手伝いやった感を味わえる楽しい見せ場を作ってくれていて、ナイス! つられて食べたくなって、真似して作ってみたくなる、おいしい絵本。けど、最近玉ねぎが何だかお高い。困るんだなあ。2021/11/11