内容説明
あさ、日がのぼり、パン焼きがまに火を入れて、前の日からねかせておいたパンだねを、ちぎってぽん、ちぎってぽん。型にはめ、かまに入れ、おいしいパンをやく。…そんな、自然とともに、豊かな時をすごしているアフリカの人々への、限りない共感にみちた絵本。
著者等紹介
木葉井悦子[キバイエツコ]
1937年、東京都生まれ。武蔵野美術大学油絵科中退。1970年より数回アフリカ生活を経験し、絵本の創作活動をはじめる。1995年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユーカ
25
ナイジェリアのパン屋さんは赤土のオーブンでパンを焼く。朝から作り始めて売りに出るのは夕方。どんな味がするのかな。2016/04/28
gtn
23
ナイジェリアでは、パンの振り売りは夕方やってくるらしい。売り子の声、朝のお祈り、たむろする犬や猫、そのすべてから、生きているという実感が伝わる。2021/09/23
メタボン
20
☆☆☆★ 野性的で力強い絵が印象的。2016/03/20
ヒラP@ehon.gohon
18
ナイジェリアで、著者が実際に目にしたパン屋さんの風景でしょうか。細部まで臨場感のあるアバディの風景です。村の素朴感と、街の喧騒感、日本とは別世界の光景が楽しめました。 太いタッチで描かれた絵には、力強さを感じました。2022/07/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
『大人のための絵本の本』 https://bookmeter.com/books/488068 で紹介されていた本。ナイジェリアの北部都市カノを木葉井さんが訪れてるそうです。アバディ通り29番地でブトーおばさんが約アバディのパン。朝からみんなで焼き上げて夕方には売られそれぞれの食卓を飾ります。ふっくら焼き立てこんがり焼きたてのアバディのパンが美味しそう。パンを焼き上げる作業や人々が力強く描かれています。2021/01/13