内容説明
外郎売が、飲むと口が回りだしてとまらなくなる丸薬「ういらう」を売るために、早口言葉をどんどん言っていきます。―思わず口にしたくなるテンポのいい早口言葉を詰め合わせた、歌舞伎十八番の一つ、外郎売の口上が絵本になりました。
著者等紹介
長野ヒデ子[ナガノヒデコ]
1941年、愛媛県生まれ。創作絵本、紙芝居、エッセイ等で創作活動を続ける。絵本作品に、『とうさんかあさん』(絵本日本賞文部大臣賞、石風社)、『おかあさんがおかあさんになった日』(サンケイ児童出版文化賞、けんぶち絵本の里びばからす賞)、『せとうちたいこさんデパートいきタイ』(日本絵本賞、以上童心社)などがある
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡生まれ。東京大学法学部卒。明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。『身体感覚を取り戻す』(新潮学芸賞、NHKブックス)など著書多数。他にNHK教育テレビ「にほんごであそぼ」の監修など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Smileえっちゃん
56
外郎売は早口言葉のお徳用詰め合わせセット。昔からあった早口言葉で歌舞伎の十八番の一つとか…飲むと口がまわりだし止まらない丸薬。今日も頑張って売りに出かけます。口に出して読む絵本。口に出して読むが口がまわらない。外郎買って飲まなきゃ~長野さんの絵を見るだけでも楽しいですよ。お寺の小僧さんがいっぱいで可愛い!外郎売の全文が掲載されているが読んでみるのも面白い。2021/04/13
gtn
25
この演目は歌舞伎役者にとって、かなりのプレッシャーとなろう。少しでも噛んだら台無し。なお、この「ういらう」は現在も小田原で製造販売されているとのこと。ホームページを見るとやや高額。話のタネに少し舐めてみたい。2023/12/02
じぇりい
23
『外郎売』は歌舞伎の芸で早口言葉てんこ盛りの詰め合わせ。絵本にするにあたり、文章は抜粋されているようだが、声に出して読んだら、まぁ、つっかかる、つっかかる(^^;;アナウンサーなどは滑舌練習のためにこれを使うらしい。私は到底無理!この絵本、うちのクラスの本棚にあったけど、手にする子がいなかったので、今度読み聞かせて見よう!案外子供って何度も聞いてたら覚えたりするんだよね。2016/10/18
ume 改め saryo
18
まず『 外郎(ういろう) 』が読めない(笑)(^^; 歌舞伎の十八番の一つだそうです。 外郎はお薬で飲むと、口が滑らかに!! そこで外郎売はしゃべるしゃべる、しゃべりまくる!!(^0^) 長野ヒデ子さんのイラストも楽しい!!2012/06/09
退院した雨巫女。
15
《書店》絵本だとわかりやすい。でも、歌舞伎も観たくなりました。2012/01/09