内容説明
「さあさ、お立ちあい、ご用とおいそぎのないかたは、ゆっくりと聞いておいで。」「てまえ持ちいだしたるは、四六のがまだ。」「二枚が四枚、四枚が八枚、八枚が十六枚…」物売り口上の決定版「がまの油」が、声にだして読んで楽しく、絵を見ておかしい絵本になりました。
著者等紹介
斎藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡生まれ。東京大学法学部卒。明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法
長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
1961年、大阪生まれ。グラフィックデザイナーを経て、イラストレーターに。『おたまさんのおかいさん』(日之出の絵本制作実行委員会/文、解放出版社)にて講談社出版文化絵本賞を受賞。TIS会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
52
図書館本:物売り口上「がまの油」勢いと迫力の有る絵がハッタリの効いた口上にぴったり。あたかもベテラン香具師を目の当たりにして、テンポ良く飛び出す口上を聞いているかの気になれる作品。「声にだすことばえほん」の名の通り、絵の中の香具師に負けないくらいにノリノリで、オーバーアクションを交えながら読み上げたなら、さぞかし気分も良い事だろう。落語版のサゲが付いているのも嬉しい。2013/09/12
明るい表通りで🎶
26
物売り口上は、「心意気」を売る。2024/09/27
ヒラP@ehon.gohon
23
「がまの油」の口上は、屋外で一度はやってみたい憧れがあります。 リズムがあるのに、何のことかわからない言い回し、単語が出てくるので、噛んでしまったり、飛ばしてしまったり、お念仏に近い感じます。 滑舌を鍛えるためにも、そばに置いておきたいと思います。2022/06/29
あおい
23
声に出して読んでると元気になりそう。長谷川さんの絵が迫力あってすごくいい!2015/06/27
gtn
22
啖呵売は一つの芸。フーテンの寅さんの生業でもあるが、誰にでもできる訳ではなく、少なくとも、怠け者では務まらない。2024/01/22