内容説明
生きるとは…。ある日、あることに気がついてしまったもず。自然界のきびしい現実。生きること、命の営みとは何でしょうか。自然のきびしさを説きながら、自然をいつくしむ。かみやしんが描き出す意欲作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
honoka
5
★★★☆☆食べたくなくても本能で自分より弱い生き物を食べてしまうもず。そのことに葛藤するもずの苦しみが痛いくらい伝わってくる切ない絵本だった。子供にはちょっと難しいかも。2019/09/04
遠い日
1
生き物として抱える二律背反が厳しく、切なく問いかけてくる。もずの葛藤が痛々しい。本能に従って他の生き物を喰らう。恐れられ、避けられ、自分の所業が嫌になるもず。ある時、きつねに襲われて必死で戦ったもずの、内省がいじらしく迫る。2025/03/30
ぐりーん
0
食物連鎖だから、仕方がない。 でも、犠牲になるのは嫌。 矛盾と一生戦い続けるモズ。深いなぁ。2019/11/24