ほるぷ150ブックス<br> 徹底討論 原発、是か非か―ディベートでわかる原発の過去・現在・未来

ほるぷ150ブックス
徹底討論 原発、是か非か―ディベートでわかる原発の過去・現在・未来

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  • サイズ A5判/ページ数 182p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784593535057
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0036

内容説明

中東に紛争が起きるたびに、原油価格ははねあがり、現代の日本がいかに石油に頼っているかを痛切に感じさせられる。そうしたとき原発推進者は原子力発電所の必要性を強調してきた。しかし、原子力は、近い将来、本当に石油に変わるクリーンエネルギーになるのだろうか。この本で著者は、問題点が山積している原子力発電についての賛否両論の立場を、討論形式でわかりやすく描き、読者の判断をあおごうとしている。

目次

序 原子力発電は必要か
1 原子力以外のエネルギーの現状(石油がなくなる日;代替エネルギーの可能性;石油の経済学;石油消費と原発)
2 ウラン235の核分裂と原子力(原子力発電と原爆;身近なエネルギーの利用;米ソでの2大原発事故;安全性を確認した発電方式)
3 安全装置と原発の事故(安全性を確保する原発の仕組み;起きるはずのない事故が発生;「死の灰」の発熱の危険性;ECCSの冷却能力)
4 放射性廃棄物の処置(原発の放射能と電力需要の増大;放射能とガン死亡率;民主主義と原発のない社会;安全性の実績と信頼性)
付・年表 読書案内

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

15
23年前の本。著者は高校現社教諭。本書は仮想の討論ゲームなので、あまりに勝負にこだわるのもいただけない。どちらにせよ、現在、現実として事故に遭い、その後の作業もままならない中で、どう健康やいのちを維持していけるか。これが問われていると思う。反対派の女性小山さん曰く、原発は死の灰を生みます。ウランは、核分裂すると強い放射能を帯びたモノに変わってしまう(68頁)。物理学者大木さん曰く、1954年、ソ連が世界初の原発の運転稼働(81頁)。冷戦の米国との戦い。 2014/11/06

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