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内容説明
テレジンには、15000人もの子どもが囚われていた。だが、生きのびたのはわずか100人だった。強制収容所の子どもの生存者の話。
目次
第1章 はじまり
第2章 憎しみの起源
第3章 アドルフ・ヒトラーの台頭
第4章 絶滅計画の進行
第5章 わたしのこと
第6章 暗黒の場所
第7章 解放
第8章 そして今
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんちゃん
23
「なぜ、おきたのか?ーホロコーストの はなし」の中で紹介されていた本。「わたしはスター」という皮肉なタイトル、スターはユダヤ人の目印。そしてホロコーストの犠牲となって星になった150万人の子どもたち。著者はテレジン収容所の囚われた15000人のうち、わずかに生き残った100人程の子どもの一人。収容所での生活にとどまらず、戦争からホロコーストへの狂気の流れ、ユダヤ教徒の迫害の歴史についてもわかりやすく書かれています。2012/10/05
Nobuko Hashimoto
20
著者はドイツ南部の村からチェコのテレジーン・ゲットーに強制移送されたユダヤ人。本書では、ユダヤ人差別の歴史的経緯と、著者個人の体験とが語られる。テレジーン・ゲットーでは通常は大人と子どもは別に収容されたのだが、著者は父が第一次大戦での負傷退役軍人ということで家族でまとまって暮らすことができ、解放まで生き延びることができた。とはいえ、ゲットーでの暮らしは酷いものであったには違いないが、家族揃っての帰還後も温かく迎えられ、家業も再興できたこともあってか、比較的明るさのある本になっている。2024/01/24
Olga
3
著者はチェコスロヴァキアではなくドイツからテレジーンに送られたユダヤ人。東への移送を免れ、テレジーンで終戦を迎えた。薄い本だが、冒頭でナチスとヒトラーについて簡単に説明したあとで、著者個人のことを語るなど、資料的価値の高い本になっている。訳も読みやすい。2018/11/28
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