内容説明
ダ=ヴィンチとコペルニクスは、ともにルネサンスの時代に活躍した科学者である。ルネサンスの動きは、自然・宇宙を支配するのは神ではなく、自然がはじめから持っている法則なのだ、という自然科学でもっとも重要な考え方も成長した。ダ=ヴィンチは『最後の晩餐』や『モナ=リザ』などの画家として広く知られる。しかし、彼は多くの発明や工夫を実現し、科学研究においても巨人であった。自然の現象を自然そのものから説明しようとした科学的な態度が、数々の業績を生んだ。それまでの天動説をひっくりかえした地動説で有名なコペルニクスは、思い付きで地動説を思い立ったのではなかった。彼は、当時得られていた天体観測の事実をできるだけ正確に取り入れるよう、さまざまな工夫とたくさんの計算を行うことからすぐれて科学的な発想を導き出したのである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
14
名著「マンガおはなし化学史」から火がついて、未踏域の科学史全般に足を踏み入れようとしたのだが、僕にはどうも物理の素養がないことに気づく。ガリレオのヒューマンな部分には胸打たれるけど、実験については興味持てないし。コペルニクスに関しては、名前が面白いなぁ、くらいの感想しか出てこない。物理って、おそらく、遥か星々の動きから、微小な物モノの運動をつらぬく普遍的な法則を見出して面白がる学問なのだろうと思うのだけど、そういえば、なんだかんだ星とかに特別な思い入れないわ。って、ところから素直にがんばろうと思った。2018/12/18
二条ママ
3
長女小4。図書館本。独り読み。内容は面白いんだけど、難しい言葉がいっぱい出るから、よく分からなかったそうだ。2021/03/28
殿丸
0
図書館で借りた本。2016/03/16
nightflymoon
0
レオナルド・ダ・ビンチの展覧会の予習用に、友人から勧められて読みました。これではぜんぜん足りないので、ジュニア向けのダ・ヴィンチについて書かれた文庫本も読みます。2011/02/13
ipusiron
0
1997/6/10読了