にぎやかなえのぐばこ―カンディンスキーのうたう色たち

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 29cm
  • 商品コード 9784593505852
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

出版社内容情報

抽象画の父・カンディンスキー(ワーシャ)の伝記絵本。これまで見たことがない絵を追い続けた画家の半生を描いた作品。 抽象画の父・カンディンスキー(ワーシャ)の伝記絵本。
ロシアのお金持ちの家に生まれ、法律学者として働いていたワーシャは、1枚の絵とオペラをきっかけに30歳目前で画家を目指します。まわりに反対されても自分を信じ、これまで見たことがない絵を追い続けた画家の半生を描いた作品。 
コルデコット賞オナー作品*総ルビ

バーブ・ローゼンストック[バーブ ローゼンストック]
アメリカ・シカゴで生まれる。大学卒業後、企業のマーケティング部門で働いたのち、教師を経て児童文学作家になる。主にノンフィクションの作品を書いている。
翻訳作品に『トマス・ジェファソン 本を愛し、集めた人』(さ・え・ら書房)がある。現在は、夫とふたりの息子と、大きな2匹のプードルともにシカゴ郊外に在住。

メアリー・グランプレ[メアリー グランプレ]

なかがわちひろ[ナカガワチヒロ]
絵本作家、翻訳家。翻訳作品として『チョコレート屋のねこ』『さようなら、おばあちゃん』、『三つのまほうのおくりもの』(ほるぷ出版)、『ちいさなあなたへ』(主婦の友社)など多数。創作絵本や童話では、「おたすけこびと」シリーズ(徳間書店)、『天使のかいかた』(日本絵本賞読者賞/理論社)、『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(第47回野間児童文芸賞受賞/偕成社)などがある。

内容説明

いまから約100年前、だれもみたことがないあたらしい絵をかこうとした画家たちがいました。そして「抽象画」が誕生しました。かたちのないものを絵にすることに挑戦した画家カンディンスキーの物語。コルデコット賞オナー作品。

著者等紹介

ローゼンストック,バーブ[ローゼンストック,バーブ] [Rosenstock,Barb]
アメリカ・シカゴで生まれる。大学卒業後、企業のマーケティング部門で働いたのち、教師を経て児童文学作家になる。主にノンフィクションの作品を書いている。現在は、夫とふたりの息子とシカゴ郊外に在住

グランプレ,メアリー[グランプレ,メアリー] [GrandPr´e,Mary]
アメリカ版「ハリー・ポッター」シリーズの挿絵や、児童文学の装画を手がけている。今作で、コルデコット賞オナーを受賞。現在は、アメリカのフロリダ州に在住

なかがわちひろ[ナカガワチヒロ]
中川千尋。絵本作家、翻訳家。創作絵本や童話では、『天使のかいかた』(日本絵本賞読者賞/理論社)、『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(第47回野間児童文芸賞受賞/偕成社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

50
ロシアの抽象画家カンディンスキーの伝記絵本だった。色から音が聞こえる! 裕福な家のお坊ちゃまで、習い事や勉強をさせられているときの退屈そうな顔。犬?のぬいぐるみも面白い。法律家の生活を捨てて、画家の道を選んだ決心はすばらしい。いつの日か絵と対面したいと思った。2020/06/10

モリー

42
抽象画家、ワリシー・カンディンスキーの幼年期から画家になるまでを紹介する絵本。彼は、色を見ると音が聞こえ、音をきくと色が浮かんだそうです。このように、ひとつの感覚刺激から、別の感覚が呼び起こされる現象は“共感覚”と呼ばれ、近年、脳科学の進歩で研究が進んでいるそうです。もしも、私にも共感覚があったなら、彼の作品を前にしてどんな音楽が聞こえるのだろうか。私には彼の作品が魅力的には感じられませんでしたが、共感覚についてはとても興味を持ちました。2019/01/21

杏子

26
何年か前に、カンディンスキーの絵を美術館で見ました。抽象画は正直よくわからないけど、心で何かを感じたらよいのかな。このカンディンスキーの伝記絵本でも、そのことを教えてくれます。共感覚の持ち主だったのですね。納得。あとこの絵本の絵を描いた人はハリー・ポッターの挿し絵を描いた方だったんだ。どこかで見たことある!って思いました。2016/11/16

みさどん

25
抽象画は「自分にも描けそう」って笑い話をしてしまうけれど、カンディンスキーの才能は本物。色彩溢れる絵、配置の妙やエネルギーのほとばしるような感じとか、まねできないでしょうと。このような絵本を読むと、彼は画家になるべくしてなったんだなあと感動する。やっぱり好きな物があるって強い。井上夢人さんの「オルファクトグラム」は匂いが見える人。音から色を感じられる彼の様子が有り得ると、想像できた。2016/11/19

たまきら

24
オカンが大好きな画家の一人、カンディンスキーさんのお話です。自分はいつも顕微鏡の中をひっくり返したような絵だなあ、と思っていたのですが。共感覚も大分共通認識になりました。意外なぐらいこの絵本がオタマさんにヒット。色が音に聞こえる、という感覚に興奮していました。2016/12/05

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