内容説明
平均台をわたる犬たち、いろんなものがかくれているロープ、ぜったい落ちない空飛ぶじゅうたん。よーく見ると…あらら?なんだかふしぎ。だまし絵がたのしい絵本です。
著者等紹介
フィリケえつこ[フィリケエツコ]
東京生まれ。武蔵野美術大学卒業後、フランスの国立装飾美術学校で版画、彫刻を学ぶ。版画のアトリエで助手をするかたわら、CDジャケット、雑誌の仕事を手がけ、フランスの出版社からEtsuko Watanabe名で絵本も出版。2008年に帰国し、現在もフランス雑誌や絵本の仕事にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みさどん
12
完全なる絵の本。目の錯覚を、白と黒のコントラストで見開きを一つとしていろいろ紹介してある。触ってみたり、エッシャー風だったり、逆さま絵など。確かにサーカスは合うけれど、フレディマーキュリーみたいなおじさんや不気味なピエロを想像してしまうような独特の絵で、子ども向けではないよう。最後の解説はスッキリ、ハッキリしてほしかった。直線がどうしても曲がって見えるのが不思議なもんだ。2018/09/08
紅花
11
白黒のみのだまし絵、隠し絵。やや高度かな?だんだん頭がこんがらがってきた〜息子はこう言う本大好き。2015/06/06
遠い日
8
モノトーンのサーカスの世界が繰り広げられ、めくるめく幻惑に身を委ねる。なぁんちゃって、要するに騙し絵。でも、やっぱり楽しい。同じテイストの絵本に『だまし絵サーカス』(ウォーレス・エドワーズ)があるけれど、本作のほうが親しみやすいかも。くらくら、ぐるぐると目を回して、いっとき浸る別世界。艶のある黒とマットな黒で華やかさアップ。2012/11/22
mahoo
6
だまし絵的なトリック絵本。定番のだまし絵です。モノトーンでピカピカしてます。でもインパクトのあるトリックはそんなにないので。大人が見ても「ふ~ん」という感触でしたが、4歳の子どもはまぁまぁ楽しんでいました。2013/02/14
ヒラP@ehon.gohon
6
みごとなだまし絵の世界です。 ただ、理屈が先だって面白みにちょっと欠けるように思います。 いろいろなカラクリを取り入れすぎたのでしょうか。 多少物語性や読者が入り込める隙間が欲しい感じがしました。 へんてこサーカスではなくて、不思議なサーカスにすれば良かった。2013/01/17