出版社内容情報
あたたかい絵とやわらかい言葉で描かれた、愛情いっぱいの言葉かけ絵本。子どもと一緒に読めば、うれしい気持ちがふくらみます。
2・3歳から
内容説明
赤ちゃんが産まれて、家族がふえる―そんなうれしい気持ちが、かわいい絵本になりました。あたたかい気持ちがふんわりふくらむ愛情いっぱいのことばかけ絵本。
著者等紹介
シールズ,ジリアン[シールズ,ジリアン][Shields,Gillian]
英国ヨークシャー生まれ。ケンブリッジ大学で学んだ後、ロンドンで演劇を学ぶ。現在は、英語と演劇を教えるかたわら、子どもの本を執筆している
カリー,アンナ[カリー,アンナ][Currey,Anna]
英国ノーフォークで生まれ、アイルランドで育つ
松井るり子[マツイルリコ]
出版社勤務を経て、執筆、絵本の翻訳を手がける。絵本翻訳『うさぎのおうち』で産経児童出版文化賞受賞(ほるぷ出版)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
107
うさぎの赤ちゃんが、生まれることを描いた絵本。物語も絵も本当に優しい。この優しさは、命の重さ、命の尊さを作者が自覚しているところから来るのだろう。「あなた ここに いてくれる いいこ いいこ だいじなこ」という本文の言葉を読んでいると、涙が出てきた。一人一人の人間は、これほどまでに大切な存在なのだ。人の命がないがしろにされる現代社会で、この絵本の持つ意味は深く、大きい。2016/11/24
masa@レビューお休み中
97
うさぎのお母さんのお腹には新たな命が宿っています。お母さんも、兄弟も、おじいちゃんやおばあちゃんも、みんな生まれてくる赤ちゃんを待ち望んでいます。部屋を作り、ベッドを準備し、人形やおもちゃを用意して、その日を待つのです。今か今かと赤ちゃんの誕生を待つ子どもたちの様子を見ていると、微笑ましい気持ちになります。そして、大切なことを思い出すのです。それはこの世に生まれるということは、それだけで祝福されることで輝かしいことなんだということ。生まれたばかりの赤ちゃんがいるだけで明るくなるし、笑顔が増えるんですよね。2014/03/21
えり
34
産まれくる命が、どれほど皆に待ち望まれていることか。お部屋やおもちゃ、お洋服、あなたのために準備することの喜び、わかるかな?ウサギの家族のもとにやってきた赤ちゃんに向けられた沢山の祝福と愛情が、あまりにも共感できて思わずホロリ。2014/04/24
けんちゃん
18
ジリアン・シールズさん3作目。アンナ・カリーさんとのコンビ作。家族みんなから待たれて生まれてきた赤ちゃんうさぎ、ストーリーはありがちですが、イラストのかわいらしさもあって、本当に幸せな気持ちになることができました。やわらかい、ほわほわなイメージ、超お気に入りです。欲しいな〜(笑)2011/10/26
うー(今年も遅くなります)
17
〈絵本〉うまれてくる赤ちゃん。あなたの誕生を、周りのみんながどれだけ待ちわびていたか…。みんなの想いが伝わるやさしい本で、自然に微笑みながらページをめくっていた。2020/08/14