内容説明
ぼくは、ミラクル・ボーイになりたい。時速1万キロで空を飛びたい。おにいちゃんよりも強くなりたい。迷子にならずに、どこまでも自転車で走っていきたい…。スウェーデンの人気児童文学作家ウルフ・スタルクが、子供の好奇心や想像力をユーモアたっぷりに描きます。
著者等紹介
スタルク,ウルフ[スタルク,ウルフ][Stark,Ulf]
1944年生まれ。スウェーデンの人気児童文学作家。子どもが生き生きと描かれた自伝的な作品で、幅広い読者を獲得している。『ぼくはジャガーだ』(ブッキング)で1988年ニルス・ホルゲション賞を受賞、『おじいちゃんの口笛』(ほるぷ出版)で1994年ドイツ児童文学賞など、数々の賞を受賞
マヤルオマ,マルクス[マヤルオマ,マルクス][Majaluoma,Marks]
1961年生まれ。フィンランドの人気イラストレーター。アニメや子どもの本の挿絵のほかに、自作の絵本も手がける。1993年には『ヘイナとトッスはバカンスが必要』(未邦訳/シニッカ・ノポラ、ティーナ・ノポラ/文)でフィンランドの優れたイラストレーターにおくられる、ルドルフ・コイヴ賞を受賞
菱木晃子[ヒシキアキラコ]
1960年生まれ。慶應義塾大学卒業。スウェーデンを中心に絵本・児童文学の翻訳・紹介をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんわか・かめ
21
微笑ましいやんちゃと、寛大な大人たち。子どもはまだいろんなことを経験して覚えている最中なんですよね。頭ごなしはダメだと分かっているけど、ここまで寛大になれないかも😅 だって“ふらふらと出歩いたらダメ”と言われて、しっかりと自転車を漕いでるからフラフラじゃない、挙げ句迷子になるって、さすがに汗。〈2008/ほるぷ出版〉2022/03/19
いっちゃん
13
子供らしくて可愛い。でも、育てる側は大変そう~2016/10/24
ヒラP@ehon.gohon
7
ウルフ・スタルク自身をモデルにした自伝的ショートストーリーです。 ここまで少し背伸びしたウルフを見てきたので、この絵本の中の天真爛漫さと子どもならではの屁理屈に微笑ましくなりました。 なんと健気なひねくれものでしょう。 実際にウルフの作品を読んでいると、この姿がウルフの自画像としてナットクできてしまうのですから、ウルフの作品の面白さの原点は幼少期にあったのでしょうか。 安心して子どもに進められる本です。2011/09/20
みおり
6
私はこの本を読んでまだ6才なのにすごいな、私もなりたいなと思いました。どうしてかというと、6才の男の子はいろんなことがしたい感じで、私と同じで、実験好きだと私は感じたからです。そして、賢くなりたいと、私は、思います。2021/03/19
lovemys
4
なんとも微笑ましい本です。可愛い挿絵も相まって、とても楽しい物語でしたー。私からすると可愛いなぁ~、だけど、読み聞かせた息子氏(小2)には、果てしなくスリルのある物語だったようで、自分でもできそうだけど、できるかなぁ~?という感じで、すごく身近な大冒険に感じたようです(笑)私も、絶対に安全!と言い切れるなら、このくらいの冒険、可愛らしいと思えるけどね(笑)でも、学校の帰りが10分でも遅いとソワソワしてきてしまう私には、息子氏がこんな状態になったら、心配のあまり卒倒しそう(笑)子供は憧れる冒険かもしれない。2014/05/22