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紙しばい屋さん

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  • サイズ B4判/ページ数 32p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784593504848
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

テレビの台頭とともに、街かどで見かけることのなくなった紙しばい屋さん。長い年月をへて、もう一仕事しようと、おじいさんは自転車で山をおり、町へ出て行きました。そして拍子木をカチーンと打ち鳴らして、声をはりあげました。「さあ、みなさん、こっちにいらっしゃーい!紙しばい屋さんがきましたよー!」カチーン、カチーン!時代とともに、変わってゆくものと、変わらないもの。透明感あふれる絵で情感ゆたかにえがかれる、ひとりの紙しばい屋さんの物語。コルデコット賞作家アレン・セイの絵本。

著者等紹介

セイ,アレン[セイ,アレン][Say,Allen]
1937年横浜生まれ。アメリカ在住。中学生時代に東京で漫画家の野呂新平に師事し、絵を学ぶ。16歳で渡米し、兵役を経て写真家に。本業のかたわら、小説なども執筆した。1972年にはじめての絵本を出版。50歳をむかえた頃から絵本創作に専念し、1989年、“The Boy of the Three‐Year Nap”(ダイアン・スナイダー文)がコルデコット賞オナーに選ばれる。1994年には“Grandfather’s Journey”(『おじいさんの旅』ほるぷ出版)でコルデコット賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

134
私にとっては昔懐かしい紙芝居やさんのはなしです。非常に丁寧な感じの絵で昭和30年代のころの日本の町中の情景がうまく描かれています。この作家の方は外国人の名前になっていますが、日本人なのでしょうね。今の皆さんは紙芝居やポン菓子といってもわからないと思われますが、3丁目の夕日の世界です。2015/12/27

MI

89
筆者は横浜生まれの、アメリカ育ち。6歳まで日本で育ち、ラジオからテレビに変わる時代。日本で紙芝居屋さんがあった。かチーンと拍子木をもって、お菓子を引き出しにいれ、桃太郎、かぐや姫などの紙芝居をするおじいさんがいた。私は紙芝居屋さんがどんなだったかをこの絵本ではじめてしった。心温まるお話。2023/08/31

Natsuki

54
紙芝居屋さんが子供達の娯楽だった頃。子供時代を日本で過ごした作者が描く「紙しばい屋さん」。何年かぶりに思い立って、紙芝居をしに自転車で街へおりてゆきます。街は様変わりしてしまったけれども、おじいさんの紙芝居はあの頃と何一つ変わらない。そしておばあさんの作ったお菓子も宝石みたいに(*´ω`*)私自身はその時代を経験したわけではないのですが、どこか懐かしい気持ちを味わうことができました。そして切なさも。。。2014/11/08

ちえ

44
図書館にアレン・セイの絵本があった。紙しばい屋さん、お菓子も作っていたのか…。テレビでだんだんといなくなった紙しばい屋さん、不安を感じながら読んでいたけれど、温かい終わり方で良かった☺️2022/05/14

☆キコ☆

34
昼休みにふと気になって友達と読んだ絵本。この本に描かれているような紙芝居を見た経験はありませんが、どこか懐かしく感じました。こういったものがどんどんなくなってきている今現在。とても切ないです。もし、どこかで紙芝居に出会ったら見てみたいです!2014/05/31

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