内容説明
テレビの台頭とともに、街かどで見かけることのなくなった紙しばい屋さん。長い年月をへて、もう一仕事しようと、おじいさんは自転車で山をおり、町へ出て行きました。そして拍子木をカチーンと打ち鳴らして、声をはりあげました。「さあ、みなさん、こっちにいらっしゃーい!紙しばい屋さんがきましたよー!」カチーン、カチーン!時代とともに、変わってゆくものと、変わらないもの。透明感あふれる絵で情感ゆたかにえがかれる、ひとりの紙しばい屋さんの物語。コルデコット賞作家アレン・セイの絵本。
著者等紹介
セイ,アレン[セイ,アレン][Say,Allen]
1937年横浜生まれ。アメリカ在住。中学生時代に東京で漫画家の野呂新平に師事し、絵を学ぶ。16歳で渡米し、兵役を経て写真家に。本業のかたわら、小説なども執筆した。1972年にはじめての絵本を出版。50歳をむかえた頃から絵本創作に専念し、1989年、“The Boy of the Three‐Year Nap”(ダイアン・スナイダー文)がコルデコット賞オナーに選ばれる。1994年には“Grandfather’s Journey”(『おじいさんの旅』ほるぷ出版)でコルデコット賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。


 
               
               
               
               
              


