内容説明
あるところに、赤いおしろと青いおしろがならんでたっていました。そこに住むひとびとは、みんなだいのなかよしで、たのしくへいわにくらしていました。ところがある日、ささいなことをきっかけに、せんそうがはじまってしまったのです…。色彩の魔術師エリック・バトゥーが、戦争の愚かさと悲惨さを鋭くえがく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
290
フランスの絵本作家エリック・バトゥー作。お話は、赤いお城の国と青いお城の国の戦争の顛末を語るもの。戦争を題材にしているにしては、テーマの処理が安直すぎるように思われる。また、全体としてもそうだが、個々の場面も図式的である。わかりやすいといえばそうなのだが。絵は特徴的で、王さまを含め、すべての人物たちがアップで描かれることがなく、すべて遠景から俯瞰的に眺める構図をとっている。したがって、兵隊たちもなんだかおもちゃの兵隊のようで、一層に現実性を欠く結果になっている。2024/09/04
みゃーこ
54
戦争がいかに無意味なのか、いかに些細な理由から発展するのか、子供たちに語りかけるようだ。大人ってなんてバカなんだろう?2013/07/26
どあら
39
図書館で借りて読了。戦争なんてくだらないです😌戦争してる国の代表は皆戦犯です❢2022/04/18
たまきら
38
ホント、当事者たちでやってくださいよ…。ああ、そう言えたらいいのにな。できたらいいのにな。みんな誰かの子どもなのに。2021/12/02
ヒラP@ehon.gohon
27
どうして戦争は始まったのでしょうか。 青い国と赤い国という構図は、今の某国にピッタリの気がします。 このお話では、王様の意地の張り合いは終わりませんが、国民同士は和平に至りました。 青い国と赤い国が1つになったというまとめ方には疑問が残りますが、少なくとも国民は平和を望み、お互いを認め合う自分を取り戻しました。 そして、兵士たちは武器を捨てました。 2022/04/29
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