内容説明
あんなにかわいがってくれたケイトもマイケルも、赤ちゃんがきた日から、まったくかまってくれない。さみしくなったプーシュキンは…。ひとりっこの子どもがお兄さんやお姉さんになったときの気持ちを、斬新な切り口でユーモラスに描く。山形県外国絵本翻訳コンクール最優秀賞。
著者等紹介
ジーファート,ハリエット・M.[ジーファート,ハリエットM.][Ziefert,Harriet M.]
1941年、アメリカのニュージャージー州に生まれる。幼稚園教諭、出版社勤務などをへて子どもの本を書きはじめ、以来、たくさんの作品を発表している
サーフ,ドナルド[サーフ,ドナルド][Saaf,Donald]
ボストンの美術学校を卒業後、子どもの本の絵を手がけるようになり、1997年、はじめての子どもの本『こねこのウィジー』が出版された。現在は、アメリカのバーモント州に家族と一緒に暮らしている
山元育代[ヤマモトイクヨ]
1962年生まれ。名古屋大学文学部卒業。『ぼくはいぬのプーシュキン』で第8回山形県遊学館外国絵本翻訳コンクール最優秀賞を受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
271
ハリエット・M・ジーファート 文、ドナルド・サーフ 絵。飼い主夫婦の愛を一身に浴びていた犬のプーシュキン。ところが、ある日そこに赤ちゃんがやってきて…というお話。独特のタッチの水彩画がいい。擬人化されてはいるが、プーシュキンの表情も動きも、そして感情の表出もなかなかに巧みだ。プーシュキンはロシア名前だが、この絵本の製作者たちの文化的なルーツはユダヤ系だろうか。なお、赤ちゃんのスケール比率が妙に大きいのだが、これはプーシュキンにとっての心的大きさの表象か。2025/02/11
yomineko@ヴィタリにゃん
55
読み友様からのご紹介本です📚なんて可愛いんでしょうか、プーシュキン🐶とってもお利口さんですよ😊初めは赤ちゃんの事を怖がっていたけど、とっても仲良しになって良かったですね💖💖💖2025/02/24
ととろ
3
眠っている赤ちゃんを見つめる、犬の優しそうな表情の表紙に魅かれて読んでみたが、ここまで来るには、犬のプーシュキンなりに、いろんな思いを乗り越えてきたんだね。犬は言葉にできない分、つらかったよね。偉かったね、プーシュキン。これから、楽しいことがいっぱいありそうだね。2018/07/27
チュンセ
0
こねこのウィジーも気になる~~。2015/04/01
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- 和書
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