内容説明
きょうは、ロラがはじめておるすばんをするひです。ママはげんかんで、ロラのいちばんすきなだっこをしてくれました。パパとママがでかけてしまうと、「あーあ、いっちゃった。だっこしてくれるひとがだれもいなくなっちゃった…」ちいさなハムスター、ロラのかわいい絵本。やさしい気持ち、あたたかな読後感がひろがります。大好評『だいすきっていいたくて』につづくシリーズ第2弾。
著者等紹介
デュボワ,クロード・K.[Dubois,Claude K.]
1960年、ベルギー生まれ。リェージュの美術学校で学ぶ。現在は、イラストレーターとしての仕事をこなしながら、大学でも教鞭をとっている。印象派に影響を受けたイラストは、そのあたたかな色彩とやさしい筆づかいで好評を得ている
ノラック,カール[Norac,Carl]
1960年、ベルギー生まれ。大学でフランス語を教えるかたわら、詩人としても数々の作品を発表。ベルギーやフランスをはじめ、アメリカ、ヨーロッパで絵本作家としても静かな人気を呼んでいる。ユーモアとやさしさあふれる絵本は、子どもの内面によせる彼の関心の強さがうかがえる。ハムスターのロラを主人公とした本シリーズは欧米ではすでに3冊が刊行されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
69
だっこ星人の娘に。まだ幼いロラを残してパパとママがお出かけ。ロラは不安な気持ちを抱えたままお留守番。テレビを見ても目はうつろ。あまりの寂しさに、「ふわふわのものを持ってきて、だっこの島を作ろう」と思いつく。家中ひっくり返して、ふわふわ度合いを確かめ、お気に入りのだっこ島を作り上げ、昼寝をしていたのだが・・・帰宅した両親からは「部屋を散らかして!」と怒られてしまう。その後の後始末とフォローが心温まる作品。アメリカに住んでいた頃、子供だけで留守番させるのは御法度だったので、ちょっと引っかかるところはあるが。2015/11/28
ぶんこ
36
ハムスターのロラ・シリーズ2作目。幼いロラが一人でお留守番。不安なロラは大好きな「抱っこ」を求めて「ふわふわ」を探します。まだ小さいロラ。探す過程でおうちはめちゃくちゃ。「ふわふわだっこのしま」を作り上げて、そこに寝ていたロラ。帰ってきた両親に怒られてしまいます。「ふわふわだっこ」はご両親も大好きなのでしょう。読んでいるとほのぼの。2020/11/02
ヒラP@ehon.gohon
24
抱いてもらうのが大好きなロラが、一人でお留守番する時の不安感がよくわかります。 安心できる場所は、抱っこしてもらっているのと同じ感覚の場所。 ちょっとやり過ぎのような気がしますが、家に帰ったときに散らかっていても、この辺りを察してあげないといけないですね。 不安感が不満に変わっていかないように。2021/03/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
ハムスターのロラのシリーズ第2巻。ロラは弟ができてお姉ちゃんになりました。お姉ちゃんも弟もわたしはだいじなたからもの♪2019/04/12
けんちゃん
11
図書館で。「だいすきっていいたくて」の続編とのことなので、探して読みたいと思います。パパとママの出かけた寂しさを埋めるふわふわのだっこの島…発想が楽しいし、ちゃんと叱られるところもいい。優しい家族のお話です。表紙がかわいくて飛びついたのですが、中のイラストはちょっと雑なタッチが気になりました。お話に合わせているのかしら、ちょっと違和感が…(><)2011/10/19