内容説明
狩りの名人として知られている若者がいました。なかまに肉がひつようなとき、若者はバッファローのむれをみつけ、狩りしたあとは、感謝のいのりをささげるのでした。ある日、バッファローの国からひとりのむすめがやってきて、若者の妻になりたい、というのです。おたがいの国のあいだに、愛がひろまるように、というのですが…。バッファローと人間とのむすびつきを描いて、自然との共生を高らかにうたいあげた物語絵本。5歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
アメリカインディアンの昔話。狩りが上手く、動物たちに感謝の気持ちを忘れない若者のところに、バッファローの国のむすめが嫁ぎます。お互いの国のあいだに愛がひろまっていくよう、二人は結婚し平和に暮らしましたが、心無い者にむすめと子どもは追い出されてしまいます。若者は二人を追ってバッファローの試練に立ち向かいます。2023/08/11
ツキノ
10
(E-639-403)ポール・ゴーブル作。絵がたいそう好みです。アメリカ・インディアンに関する仕事がライフワークとなったという。バッファローと人間とのつながり。人というのは異物を排除しようとするんだよねぇ。それは怖れゆえの感情なのだろうか。2019/12/04
花林糖
10
豊かな色彩の優しい絵が素敵で、バッファローの瞳が印象的。予想以上の結末にはビックリでした。2015/04/29
ヒラP@ehon.gohon
7
【再読】大人のための絵本2024/11/22
lovemys
2
素敵なおはなし。そして、挿絵が何とも言えない美しさ! 派手さはないんだけど、センスが光ると言うか、配色とレイアウトが美しくて、幻想的な物語が更に盛り上がる! 素敵な絵本。手元に置きたいなぁ~。2019/10/13