内容説明
1887年の8月、イギリスの作家ロバート・ルイス・スティーヴンソンは大西洋横断の航海に乗り出しました。それはまことに風変わりな航海でしたが、その航海の様子はスティーヴンソンが残した数々の故郷への手紙の中で明らかにされています。アメリカの詩人ナンシー・ウィラードは、スティーヴンソンの書簡集で初めてこの航海に出会い、そのときの感動を、事実と空想とをないまぜたすばらしい詩にまとめあげました。それが本書です。5歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
23
【図書館】プロベンセン夫妻の絵を見たくて借りました。え?これ実話なの~!ってビックリ。私ならこんな船旅最悪って思うけど、「宝島」等の作者のR.L.スティーヴンソンさんはこの航海が、こんな幸福がこの世にあるとは信じられなかったと言うほど、幸福だったみたいです。ウミウマって何かと思ったのですが、タツノオトシゴかなぁ?2015/03/20
メタボン
11
☆☆☆ 何とも飄々とした絵本。ヒヒやチンパンジーのずっこい表情やご婦人たちのすました表情が楽しい。2015/06/06
はる
8
図書館本。大好きな「宝島」を書いたスティーブンソンのロンドンからニューヨークへの船旅。揺れるよ揺れる船は揺れるよ。人も馬もサルもともに揺れるよ。マストの上に鳥のように止まっている猫としっかりマストを抱えている作家。豪華なクルーズよりもずっと楽しそうだ。テーブルからの料理の吹っ飛びようはすごいけれど!2017/07/01
cocoon
5
絵に惹かれ。ジキルとハイドの作者の実話のお話でした。こんな船旅、どうかしらん。2016/01/06
baアタマ
2
1987年米。英作家スティーヴンソン(「宝島」と「ジキルとハイド」が同じ作者が同じだって初めて気づきました…両方ともに未読ですが…)がNYへの貨客船での航海をユーモラスに絵本化。最後に引用されているスティーヴンソンの手紙が魅力的。絵:プロベンセン夫妻、平野敬一さんの訳もリズミカル。 2015/04/11
-
- 和書
- 宇佐八幡と古代神鏡の謎