内容説明
むかし、むかしのおはなしです。月には“月の男”が住んでいるといわれていました。ある日、一人の少女がたしかめにでかけるところから、このおはなしは、はじまります。暗やみやもの音にもなれ、歩いていく少女。キツネやフクロウとのおしゃべり…。美しい藍色を基調にした風景の中に、立ちあらわれる物語は、幻想的で、わたしたちをやさしい夜の記憶にいざなってくれます。5才から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
ドイツには「月には月男が住んでいる」という伝説があり、宗教意識の発達から、男性神が月男になったものと推察されています。太古では女性神だったそうで、このおはなしは女性神に戻るかたちになっています。ヴィープケという少女が月の女神になるおはなし、幻想的な絵に不思議さが加わり神秘的に感じました。2021/10/19
mntmt
15
幻想的で美しい絵にうっとりしました。2016/04/23
ぱんだ
0
絵も話も綺麗だった。
2020neko
0
☆☆☆☆★4/近図。季節の本(つき)、(きつね、ふくろう)(探検)(ドイツ)2009/09/27