感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
291
著者のトミー・デ・パオラはアメリカ在住の絵本作家。イタリア系のカトリックの人だと思われる。絵本の宗教的背景にはフランチェスコ会のイメージが濃厚である。パオラは、この絵本を描くにあたって、初期ルネサンスを綿密に調査したようだ。パステル画なので、油絵やテンペラ画のような深みや輝きには欠けるが、フォルムは背景を含めてルネサンス色で埋め尽くされている。最後に描かれる奇跡もさりげなく天国への誘いを語る。キリスト教系の子ども園の読み聞かせには最適か。2024/05/28
KAZOO
148
この人の絵本は初めてなのですが結構日本でも出版されているようですね。お気に入りさんの感想と表紙の絵が非常に色合いとか人物造形が私のフィーリングにあったので図書館で借りてきました。イタリアのソレントでの物語で、道化師が子供のころから年寄りになって最後は・・・。最後の場面ではフランダースの犬を思い出してしまいほろっとさせられました。絵が素朴観があふれていていい感じです。2016/09/23
やすらぎ
129
フランスに古くから伝わる民話、神の道化師。舞台はイタリア、ジョバンニというちいさな男の子が主人公。身寄りがなかったのだろうか、彼は何の贅沢も知らずに、空腹を少しでも満たすためには人を喜ばせるしかなかった。誰よりも器用にできることがただ一つだけあったから、人生の中では少しだけ裕福な暮らしを過ごすこともできたのだが、人というものは年老いていくもの。そして、人は同じものを見ていると飽きてしまい、新しいものを求めようとするもの。失われてしまった笑顔を取り戻すことができるのか。凍える空に輝くお日様に祈りを捧げよう。2026/01/25
minami
37
小学校の読み聞かせに行ってきました。イタリアのソレントを舞台に、ルネサンス初期の頃のものと設定したお話です。みなしごであるジョバンニが得意技の芸(何でも空中に投げ上げてくるくる回す)で旅芸人となり、その一生の物語。絵がとても素敵です。クリスマスの時期に合いますが、今の時代だと宗教色を強く感じるかもしれません。でも私は好きなんです。初めてこの絵本に出合ったときは、心がしんとなりました。クリスマスって、‘ケーキを食べる日’ではないのね、と再確認した次第です。2019/11/21
Cinejazz
31
〝昔々のこと、イタリアのソレントに<ジョバンニ>という、小さな男の子がいた。 この子には両親がなく、ボロボロの服を着て、街のあちこちでパンを恵んでもらい、夜はそのあたりの家の戸口で寝る毎日だった…。でも、ジョバンニは幸せだった。 彼は、何でも空中に投げあげて、お手玉のようにクルクルと上手に回せる、素晴らしい技をもっていたからだ。その道化師のような得意技が、旅芸人の一座に加わえられたことで一躍極光を浴びるようになった。歳月が過ぎ、ある日ジョバンニは、旅する修道士とめぐり逢った。そこで交わされた↓2026/02/08
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