内容説明
「大昔、太陽と水は大の仲良しで、地上に一緒に暮していました」。世界の始まりと自然現象は、科学の発達と共に、多くの理論の対象となってきたが、原始の人々は、こうした事柄について想像力豊かで、より楽しい、しかも高度な話を創りだしてきた。アフリカの民話から、エルフィンストーン・デイレルがとり上げたこの話は、太陽と月と水が、いかにして現在の姿になったか、という単純な話である。1969年コルデコット賞受賞作。
著者等紹介
レント,ブレア[レント,ブレア][Lent,Blair]
アメリカのボストンに、1930年に生まれた。ヨーロッパやソ連旅行以外、ほとんどをボストンですごした。高校卒業後、ボストン美術館付属校を卒業、1955年から61年までは、広告会社のデザイナーとして働いた。画家としてのレントは、ニューヨークで1度、ボストンで1度個展を開いたことがある。また、彼は版画家でもあり、ボストン版画家協会の会員で、彼の作品は、ボストン芸術祭やボストン美術館美術展に出品された。現在は、マサチューセッツ州ケンブリッジに住んでいるが、コネティカット州にアトリエがある
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
アフリカ民話 仲良しの太陽と水ですが、いつも家に遊びに行くのは太陽ばかリ。そこで水を家に呼んだけれど、家族が多くて申し訳ないと言う。家を大きくしてまで水をお招きしたい太陽ですが、その家族の多さに…。 【1969年 コールデコット賞 オナーブック 】(日本で翻訳された絵本)2023/10/28
ume 改め saryo
3
図書館で表紙惚れです(^^) こういうの大好きです!! アフリカ民話。 個性的なイラストがものすごく雰囲気を持っていて、落ち着いたいい作品ですね(*^0^*)2013/08/07
天茶
2
★★★☆☆2022/12/04
tac♠︎co
2
アフリカンな絵にひかれて。アフリカ民話、楽しい!そんな理由なのか~と。絵は水の仲間なんかすごいなあと思ってまじまじ見てしまう。インカ的な雰囲気もあって。しかし描いたのは意外にもアメリカ人なのね。この異色な絵本好きだわ~。2013/05/23
とりじまカラス
1
子どもが考えるであろう疑問に答える民話絵本。 民話なのでつくり話なのですが、子どもの想像力をいい意味で刺激してくれます。 水たちのデザインがどれも凝っていたのが印象的でした。2020/12/01
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