感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
48
古本市で懐かしの絵本と再会したので再読。子供がいない老夫婦が子供代わりに作ったしょうがパンぼうや。ところが、この形の物語の子供(パンだったり、人形だったり)が大人しい訳はない!危うく、黒焦げにされそうだったやんちゃな坊やはすたこらサッサと逃げ出すのだった。しかし、その美味しそうな姿からたちまち、周囲から狙われることになり・・・!?でも狙うのも分かる気がする。だって少し、焦げ気味の甘いジンジャーブレッドの香りを想像しただけでお腹が空いてくるもの。そして逃げている坊やの言葉が積み上げ言葉になっているのが楽しい2025/06/15
ほんわか・かめ
26
子供のいないおばあさんとおじいさんが人型のパンを焼いた。オーブンで焼かれすぎたしょうがパンぼうやは逃げ出した!(焦がされたことに腹を立てた?) 軽口を叩きながら次々と追手をかわすも、あぁ〜! 表紙には大きく描かれたしょうがパンぼうやも、中のページではずっと右下に小さく描かれているのもユニーク。ガルドンの作品。〈1976〉2021/06/14
たまきら
14
クラシックですね!絵がすごく魅力的なのでとっておこうっと。図書館放出本。2016/06/13
遠い日
12
ガルドンらしいラストにびっくりしたり、納得したり。逃げ出したしょうがパン坊やより、一枚うわてのキツネの悪知恵。してやったりの顔が、なんともはや。2015/03/22
ヒラP@ehon.gohon
7
リズミカルなお話です。 『ジョニーのかたやきぱん』などの転がるパンの話を思い起こしましたが、おばあさんの焼いたしょうがぱんぼうやが生き物として逃げていくのですから、発想は飛び抜けています。 色々な動物や人間が追いかけるドタバタ喜劇が楽しめましたが、キツネがみんなの努力まで食べちゃいました。 ガルドンのコミカルな絵がピッタリです。2014/03/03