出版社内容情報
アイヌの伝統的な布「アットゥ?」は、じつは木の皮から作られています。固い木の皮から、いったいどうやって、やわらかな布を作るのでしょうか。北海道・平取町二風谷で半世紀以上アットゥシ織りを続ける貝澤雪子さんを訪ねて取材をしたところ、見えてきたのは、ひとりの女性が激動の時代を生きぬいてきた歴史と、地域をあげて行われているアイヌ文化の伝承活動、そして何よりも、雪子さんを中心にした家族や親しい人たちとのきずなでした。
内容説明
アイヌの伝統的な布アットゥシは、じつは、木の皮から作られています。かたい木の皮から、いったいどうやって、やわらかな布を作るのでしょうか。北海道でアットゥシ織りを続ける女性をたずねて、見えてきたものは―
著者等紹介
横塚眞己人[ヨコツカマコト]
写真家。1957年横浜市生まれ。日本写真家協会会員。ボルネオ保全トラストジャパン会員。著書に、日本絵本賞を受賞した『ゆらゆらチンアナゴ』(ほるぷ出版、江口絵理・文)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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退院した雨巫女。
12
《本屋》木の皮から、作られた布。寒い北海道で、アイヌの方々の努力が素晴らしい。実際、手にとって見てみたい。2025/05/28
わ!
8
立ち去りかけた本屋で、ふと見つけてしまい、立ち読み後に衝動購入してしまった写真絵本です。全体としてはアイヌ文化の紹介本で、特にアイヌの伝統的な布「アットゥㇱ」の作り方を紹介してくれています。なんと「アットゥㇱ」は木の皮から作られます。もうその説明だけで私などは「木の皮から、どうやって布を作るの?」と気になって仕方がなくなってしまいました。そこは流石に写真絵本、その製造工程をとても詳しく説明してくれています。でも木の皮から作られた「アットゥㇱ」って、どんな着心地なのでしょうね、袖を通して見たいです。2025/05/24