出版社内容情報
あの日ぼくは、ふみきりがあくのを待っていた。丘の一本道を自転車をこぐ。オオヒカゲチョウのはねをもう一度見たい。その思いで自転車を走らせ、古い神社の木漏れ日の中、ぼくは、チョウの羽に地図を見て──。あの夏の日のぼくの不思議な体験は、きっとこれから何度も思い出す。著者の旭川での少年時代の体験を元に描かれた鮮やかな絵本。
内容説明
虫に夢中だったぼくは、踏切をわたり、丘の一本道を自転車でのぼる。森の神社をめざす。オオヒカゲチョウの羽をもう一度見るために―。絵本作家・あべ弘士が、旭川での少年時代をもとに描く、少年と夏の絵本。
著者等紹介
あべ弘士[アベヒロシ]
1948年北海道旭川市に生まれる。25年間旭山動物園の飼育係として、ゾウ、ライオンなどさまざまな動物を担当する。1996年旭山動物園を退職し、創作活動に専念する。おもな作品に、『あらしのよるに』(きむらゆういち文・講談社)『どうぶつえんガイド』(福音館書店)『ハリネズミのプルプル』(二宮由紀子文・文溪堂)『宮沢賢治「旭川。」より』(BL出版)『クマと少年』(ブロンズ新社)『ちび竜』(工藤直子文・童心社)『えほんなぞなぞうた』(谷川俊太郎文・童話屋)など多数。講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞、赤い鳥さし絵賞、産経児童出版文化賞美術賞、北海道ゆかりの絵本大賞、日本児童ペンクラブ児童ペン賞絵本賞を受賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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けんとまん1007
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