出版社内容情報
和室は、日本の伝統的な文化のひとつです。和室にはさまざまなくらしの工夫や、伝統的な技がこめられています。ところが近年、和室は減少しつつあります。それには、家の中でイスにすわる生活がふえたこと、マンションなどの集合住宅がふえていることなど、いろいろな理由があると考えられます。しかし、座ったり寝たりできる畳や、日本の高い技術力がつまったふすまや障子など、和室の生活や建築には、日本特有の伝統的な文化や技術がたくさんあります。
それらを、楽しく、わかりやすく伝えるために、絵本作家が2年以上の取材を重ねつくられたのが、この「和室の絵本シリーズ」です。
この巻では、木や土など自然の材料で和室を建てる技術を絵本で伝えます。山から木を切り出し材木にする仕組みから、柱や梁の組み立てを1日で完成させる大工の技術、雨を防ぐ瓦屋根の秘密、左官や畳職人の技まで家ができるまでがわかります。
内容説明
和室は、日本の伝統的な文化のひとつです。和室にはさまざまなくらしのくふうや、伝統的な技がこめられています。たとえば、すわったりねたりできる畳や、日本の高い技術力がつまったふすまや障子など、和室の生活や建築には、日本特有の伝統的な文化や技術がたくさんあります。それを、楽しく、わかりやすく伝えるために、絵本作家と住まいの専門家が協力してつくりあげたのが、この「和室の絵本」シリーズです。巻末には監修者によるくわしい解説もついています。この絵本を読むことで、日本の伝統文化である和室に興味を持ってもらえたらと願っています。
著者等紹介
モリナガ・ヨウ[モリナガヨウ]
1966年東京生まれ、早稲田大学漫画研究会出身。イラスト・マンガで雑誌を中心に活動。著書に『築地市場:絵でみる魚市場の一日』(第63回産経児童出版文化賞大賞、小峰書店)など多数
道江紳一[ミチエシンイチ]
一般財団法人住総研評議員。1978年東京大学工学部建築学科、同修士課程修了。清水建設(株)設計本部にて住宅・医療・業務商業施設などの設計に係わる。2014年より2023年まで一般財団法人住総研専務理事。住生活の向上に資する活動に係わる。現在、「現代・和室の会」幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。